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お酒のご紹介

酒の魅力にはまりつつある昨今ですが、最近よく味わっている銘柄をニ品種ほど。日本酒は古事記の時代からあるわけで、実に奥深い。

ファイル 1325-1.jpgひとつはわが故郷は宮坂酒造の「みやさか」。これは家で飲るのに最適。味はやや甘口だが、芳醇かつ酸味があって、ズシッと日本酒という感じ。

スペックは-

分類:山廃純米吟醸 生酒
米の品種: 美山錦(長野県産)
精米歩合: 50%
アルコール度数: 16度

日本酒の原点は山廃造りにあると信じています。深みのある香り、迫力満点の味わい、料理の味を引き立てる上質な酸味。正に背筋に稲妻が走るような美味さです。

酒の雑味となるたんぱく質や脂肪分を取り除くために、50%まで玄米の周囲を削り、でんぷん質だけを用いる。山廃とは空気中の乳酸菌を取り込む生酛の際、米をつぶす山卸の過程を排した仕込み方。

ファイル 1325-2.jpgもうひとつは、六本木の淡悦や、今井屋茶寮にてよく飲む銘柄、栃木小林酒造の「鳳凰美田」。これは一言、至極の絶品。旨すぎて、料理の味がかすむとも言えないでもないが、これを飲んだらまさに天に昇る感覚。

スペックは-

【原料米】兵庫県産「山田錦」
【精米歩合】35%
【日本酒度】+2  【酸度】1.4
【アルコール分】17-18%

小林酒造「鳳凰美田」の最高ランク酒。出品酒仕込みのしずく絞りの中でも特に選抜された「斗瓶取り」がこのお酒です。極少量しか採れない「斗瓶取り」(斗瓶A系列)なので鳳凰美田販売店の中で数店舗のみにしか案内されない年一度発売される限定大吟醸です。

要するに米を宝石のごとく透明に輝く35%になるまで削った贅沢品。品評会レベルの造り方。これはぜひトライしてみて下さい。しびれますから。しばし全国の酒を巡ってみたいと思っている。

Comment

あらけずりの木

イヤー、実に愉快ですね。酒の講義が聴けるとは・・・。
ある教会では臨時役員会を開き、飲酒について話し合ったそうです。何がしたいんでしょうね、こういう人たちは・・・。

ルークさんが、学生に人気なのが分かる気がします。

  • 2010/05/03 09:12
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奈良のさっちゃん

日本酒の話題が出ておりますので・・・
実は私の実家が(今や卑弥呼の里!?)奈良の桜井で細々と造り酒屋を営んでいたのですが、子供が私を含め
三人姉妹でしたので跡を継ぐ者もおらず、約10年前に廃業いたしました。
冬場には兵庫の但馬杜氏たちが住み込みで来られていた事、幼少の頃言うことをきかないと母に麹づくりの部屋室(むろ)に入れられた事など、今では懐かしい思い出です^^

  • 2010/05/04 11:56
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Luke

これは、これは、そうでしたか。酒屋の雰囲気がいいですね。独特の空気が漂っていて・・・。ぜひ酒についていろいろ教えてくださいませ。

  • 2010/05/04 19:47
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電気屋です

父が能登杜氏で、私も一冬滋賀県に酒造りに行ったことがあります。昔ながらの木のフネで絞るやりかたで、生き物を育てている事が分かりました。

酒は作るとは書かず造ると書くところも面白いですね。
イエスが葡萄酒にかえることが無かったなら、今以上にキリスト教会は酒に関してうるさかったでしょうね。

今は引退しましたが決して手を抜かない父は、どこへ行ってもいい酒を造らせていただきました。
その経験はいろんな事に役立ち、家でいしる(魚醤)を造ったときも、見事な味でした。
私も今思えば、大学願書を出さなかった事で、良い経験が出来たと思ってます。今年も出来たらワインを造りたいと思います。

  • 2010/05/05 09:28
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Luke

面白いですね、みなさん、けっこうお酒にかかわりのある方が多いようです。聖書的に見ても酒は深いですよ。イエスのたとえ話にも酒の話は頻出していますし・・・・。酒は人生の楽しみです。宗教ではなく、キリストご自身。イエスは大酒飲みと罵倒された方ですから。

  • 2010/05/05 18:00
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エシュコル

そう云えば帰省した時の教会に、東京に住んでいる女性のクリスチャンが、造り酒屋の分家の方でしたね。地元では結構有名な酒の銘柄です。

  • 2010/05/06 08:05
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