Entry

トップ > 信仰 > 三つのミニストリー

三つのミニストリー

砂糖まぶし的欺瞞で病理的状態に落ちているニッポンキリスト教において、私がよく観ているサイトが、再建主義の富井健氏のサイトと、私の20年以上の友人であるエレミヤ氏のサイトです。ふたりはいわゆる神学的立場は異なりますし、富井氏はエレミヤ氏を悪霊に憑かれていると非難し、エレミヤ氏は再建主義をKingdom Now(王国を今)運動として批判しています。しかし彼らの鳴らす警鐘は現在のニッポンキリスト教に対してまことに当てはまるものです。彼らのスピリットには共感する部分が大いにありまして、その警鐘には耳を傾けるべきと感じています。

最近富井氏は聖書翻訳の問題点を指摘しており、これはエレミヤ氏もカナリ以前より指摘しているところです。そしてついに富井氏はビザンチン写本からの翻訳を決意されたようです。一方のエレミヤ氏は黙示録セミナーを開催され、私たちのメンバーも参加しているのですが、音声なども公開されています(→第10回現代のバビロン、アメリカ)。ここに改めてご紹介しておきます。

今後、ニッポンキリスト教は表の華やかさが際立つほどに、その内実は腐食していきます。否、すでに腐食しています。逆に表面的なスキャンダルなどの告発に血眼になって自分の足元を崩される人々も出ることでしょう。何が真実で、何が妄想か、まさにデカプリオの『シャッターアイランド』の世界が展開することでしょう。

そのような混乱の中ではヴィオロンさんが最近書いている一連の記事は必読と言えます。欺かれる人は自己に囚われた人、自己から解かれるならば幸いです。すでにこのような記事を嘲笑したり、カルトだと断罪する向きも出ているのですが、これも想定内であって、こういった記事は人の心を顕にします。ニッポンキリスト教の病理が逆に炙り出されているのです。今後、ニッポンキリスト教は正義の旗印の下で互いに糾弾し裁き合う中で自己崩壊していきます。その荒廃はまことに不可避でしょう。

かくしてこのような妄想を叫んでいるDr.Lukeは、一部では破壊的にしてカルト化した危険人物と認定されているのでありますが、皆さん、確かに私などを当てにしますと直ちに裏切られます^^。さてさて、誰を信じて、誰に頼るべきなのでしょうか?また、私たちはどこへ戻るべきなのでしょうか?

Comment

zion

こちらではイスラエルフリークと度々揶揄される中川健一師のへブル的視点は私的には聖書理解には欠かせません。
かの小説聖書物語を紙の無駄使いだなどと断じた書評があったそうですが、いくらなんでもあんまりだと感じましたね。

  • 2010/05/19 19:58
  • Edit
Access: /Yesterday: /Today: