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日本振興銀行問題-逃げ切れるか木村剛氏-

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このところ官房機密費の実態、沖縄返還の際の裏資金提供、核持込密約など、これまで封印されていた真実が次々に表に出てきている。この銀行も中小企業の味方として、竹中氏の懐刀の木村剛氏が設立したが、今般、SFCGとの偽装取引や、法定外金利の搾取などで金融庁から3ヶ月の業務停止処分を受け、メールの大量削除などで刑事告発された。木村氏は会長をすでに辞任。しかし彼も刑事告発の可能性も指摘される中、任意の聴取を受けている。

雲隠れ木村剛・日本振興銀行前会長を直撃「刑事告発危機と経営者責任」
<日本振興銀>木村氏、違法性認識か 債権買い取り承認

この件について、竹中氏の宿敵植草一秀氏がいつ何を書くのか、ずっと待っていたが、ついに記事を書かれた。

日本振興銀行をめぐる黒い霧

ファイル 1375-1.jpg同氏は『知られざる真実-勾留地にて-』において、小泉・竹中によるりそな銀行の取り扱いに関わる数々の疑問点を指摘されているが、あらためてその実態が証明される事件と言える。りそな銀行の件では、植草氏がその実態を暴露する直前に痴漢事件で嵌められ、会計士の自殺、新聞記者の不審死が相次いだ。

それにしても木村剛氏は何と48歳。この年齢で、この貫禄にして、政府のブレーンとして、また銀行の会長として一世を風靡した。彼の竹中氏に対する心酔ぶりはかなりのものがある。木村氏のブログはちょくちょく見ていたが、現在は休止状態だ。

週間!木村剛

木村氏はコンプライアンス(法令遵守)を強調していたマーケット原理主義者だが、自らコンプライアンスを破棄したのだろうか。警視庁の事情聴取に対しては、自らの関与は否定しているのだが・・・。しかし振り返ると、2000年代を闊歩したホリエモン、村上氏、そして木村氏と、時代の寵児が次々に落ちてしまったなあ。

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