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道元のことば[Dr.Luke訳]

ファイル 153-1.jpgをまた紹介してみたい(『正法眼蔵』の「現成公案」より)。風呂上り、糖質ゼロでホッとしつつも、道元と同じく世俗から離れた境涯に遊んでみたいものだと思いながら・・・。

自己をはこびて万法を修証するを迷とす、万法すすみて自己を修証するはさとりなり。迷を大悟するは諸仏なり、悟に大迷なるは衆生なり。さらに悟上に得悟する漢あり、迷中又迷の漢あり。諸仏のまさしく諸仏なるときは、自己は諸仏なりと覚知することをもちゐず、しかあれども証仏なり、仏を証しもてゆく。

これをDr.Luke的に「基督版訳」してみると次のようになろう:

自分でいのちの御霊の法則に乗って生きようとするのは迷いである。御霊の法則自らが私たちを生かすことを知るのが悟りである。迷いから出てこの悟りを得るのは真の基督者であり、悟りを得ずして自己の迷路の中で迷い続けるのが大衆である。さらに霊的洞察を重ねる人々もいるし、ただ迷いを重ねる人々もいる。基督者がまさに基督者であるとき、自分が基督とひとつであることを自分で意識する事もないが、しかし実際は基督とひとつであって、自然と基督を証ししていくものだ。

合掌

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