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富の再分配システムの再検討

ブッシュの一期目の経済顧問であったグレン・ハバードがその著書"Seeds of Destruction"において、米経済は破綻の瀬戸際にあると警告している。

U.S. Economy "Close to a Destructive Tipping Point," Glenn Hubbard Says

一方で、何と90%以上のアメリカ人がスウェーデン型の社会主義、つまり計画的富の再分配システムを希望しているとの調査結果が出ている。現アメリカでは20%の人々が国富の84%を支配しているが、スウェーデンでは20%が国富の36%を支配している。この無作為に抽出された米国人5,522名の調査によると、90%以上が後者を希望する結果が出ている。米国人はファシズムを社会主義と思い込んでいるが、そのような先入観を排して富の再分配システムについて考え直す必要があろうと結論している。

Shocker! Over 90% of Americans Choose Sweden's Socialism

すでにアメリカ人は80年代のレーガノミクスから始まった、ハイエクやフリードマンによる自由市場原理主義、神の見えざる手による富の再配分システムによって疲弊しているのだろう。これは小泉・竹中路線で格差社会となり疲弊したわがニッポンに対してもかなり本質的な問題提起となると思う次第。

参考:時代の霊(アイオーン)を見抜く目

追記:一方でアメリカから自由が奪われつつあるようです。

アメリカから自由が奪われる20の兆候

インターネットでも盗聴が容易にできるような体制になってきているようです。

U.S. Tries to Make It Easier to Wiretap the Internet

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