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ニッポン版「文化大革命」

昨年の民主党の政権奪取について、私はそのように言った。が、これはモロそのとおりだったようだ。例によって再建主義の富井氏が面白い記事を書いている。

全共闘は生きていた

仙石やその同世代の他の国会議員の口から「それはまさしく現代の文化大革命だ」という言葉が出るのを聞いた。
・・・
仙石は、全共闘だった。
東大法学部の在学中に司法試験に合格した秀才である。
それだけの頭脳の持ち主が、あの全共闘運動を総括できていない。
恐ろしいことである。
おそらく、オウム真理教と同じようにいったんあのカルトに入ると、それ以外のものが見えなくなるらしい。
現実を見よ!
全共闘世代は、あの運動を通して何を生んだか?ただ破壊しただけではないか。互いに血で血を洗う内ゲバ。赤軍派の国際テロ。
社会の中にあった世代間の信頼関係もずたずたにされた。
中国では、約1億人とも言われる粛清。ポルポトの大虐殺。
国内外で未曾有の災厄をもたらしたあの中国共産主義革命を正しく総括できていない!
・・・
彼らは全共闘世代の残りの民レムナントだった。
リーダーの多くは、今世間に自分の過去を知られることも恥ずかしがっている。
若気の至りと気づいたからだ。世の中を甘く見ていたと。当時有名だった英雄たちは、TVに顔を出すことを避けている。
私は彼らがカルトの洗脳から解放され、すっかり正気に戻ったと考えていた。
しかし、その認識は甘かった。仙石のような人間が生きていた。しかも、政権の中枢に。
若いころの中国共産主義革命への憧れを引きずって。
恐ろしいことだ。

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