中東情勢UPDATEなど
- 2010/11/27 18:47
- Category: 社会
・Putin proposes Russia-EU union
2日間のドイツ訪問前のプーチンが、今後の経済危機に備えて、何と「リスボンからウラジオストックまでの調和的経済関係」をロシアとEUの間に構築するビジョンを提案した。しかしメルケル首相はその提案に「冷たい水」を浴びせる意向のようだ。プーチンとしては何とかEUとロシアの経済圏の協力関係を構築したいのだが。
・Iran is a latter-day Nazi Germany
元イランの革命軍の兵士で、軍を離脱した後、CIAの工作員として活動したReza Kahliliの証言。アメリカはどうもイランを攻撃しないようなので、イスラエルに期待する。彼の証言によると-現在イランを統治する派は、メシアニックなマハダビアット派であり、イサ（イエス）の再臨の前にマハディが出現することを信じている人々だ。彼らは終末の兆候はすでに現れており、今後イスラエルの崩壊と、ペルシャ湾の破壊、そしてヨーロッパの破壊が残っていると信じている。またアメリカの工作員の活動も活発化させる。こうして経済が破壊され、社会が無秩序化し、人類の1/3が死滅する時、ようやくイマーム・マハディが再臨し、不信仰者を抹殺するのだ。これを妄想と切り捨てるのは構わないが、これを信じている人々が、ヒズボラやシリアと共同し、核を開発しつつ、その予言の成就を自ら試みるのが現イランの実態なのだ。
・Iran: Mahdi will defeat archenemy in Jerusalem
いかがでしょう。聖書を知らないニッポン人的な価値観ではとても対応できないのです。イランはこの予言を自ら成就するためには何でもすることでしょう！
北朝鮮と中国はオバマがイスラエルとイランにどのように対応するかを見ている。もしイスラエルから離れ、かつイランに対しても弱腰を見せるならば、韓国を守ることもないとして強硬策を取る。イランも制裁策に対抗してイスラエルを叩く。かくして北朝鮮から戦端が開かれ、世界へと拡大するだろう。