Entry

トップ > 信仰 > 第三神殿の位置

第三神殿の位置

ファイル 1653-3.jpg

現在エルサレムの第二神殿の跡にはイスラムの黄金のモスク(岩のドーム)が建っている。来る荒らす憎むべき者が立つ神殿は第三神殿であるが、その建造のためにはこれが邪魔になると思われていた。が、何と第一、第二神殿の位置は微妙にモスクの北に位置していたことが分かったのだ。これは至聖所の位置が現在Dome of Tablets(Spirits)と呼ばれる小さなドームが立っている場所にあり、ここから逆算すると、第一、第二神殿の位置が次のように推測されるのだ。

ファイル 1653-1.jpg
ファイル 1653-2.jpg

これで分かるとおり、神殿の南側の外庭は、イスラムに与えられている。聖書には次のようにある:

神の幻によって、わたしはイスラエルの地に伴われ、非常に高い山の上に下ろされた。その南側に都のように建設された物があった。-エゼキエル40:2

しかし、神殿の外の庭はそのままにしておけ。測ってはいけない。そこは異邦人に与えられたからである。-黙示録11:2

まさにこれから建造されるであろう第三神殿とモスクの位置関係を描いているわけだ。かつてイスラエルを訪問した際、タクシーのドライバに、第三神殿を建てるためには岩のドームが邪魔だから、破壊する必要があることを指摘したら、彼は「テリブル!第三次世界戦争が起きるよ」と答えた。しかし岩のドームはそのままでよいのだ!現在ユダヤ人の悲願はまさにこの第三神殿建造にある。

かくしてここにもカインとアベルの運命、神に受け入れられた者(イサク)と拒絶された者(イシマエル)の相克を見るのだ。今後の世界はこの両者の嫉妬による相克がすべての動機となるであろう。ちなみに父の元にいる兄と弟(放蕩息子)の対立も同じ病理による。キリスト教の中ですら、これらの相違が明確になる時代に入っているのだ。キリスト教徒(宗教)とキリスト者(いのち)の違いが明らかにされる、篩い分けの時代である。

Jerusalem Special Report - The Building of the Third Temple

Access: /Yesterday: /Today: