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エジプトの誇りの回復

ファイル 1828-1.jpg今年は「11」がキーワードのひとつだと書いたが(※)、確かに「2.11」ムバラク辞任の日だった。今回の革命はどうも軍主導であったようだとの観測があるが、いずれにしろ、エジプト人はその国家的プライドを回復したようだ。現在、なんとナセル人気が高まっているとのこと。ナセルは1967年に6日戦争でイスラエルに敗北したが、エジプトの大義に殉じたのだ。まさに先の映画の「天皇陛下バンザイ」と叫びつつ自決する4人の日本将校のごとくだ。

(※)そう言えば、グリーンランドで1月13日春の日の出の予定が2日早まって、111日でしたね。2011年、まことにフシギな年です。

しかしナセル亡き後、エジプトはイスラエルとアメリカの顔色を伺いつつ、中東の覇者の立場を失ってきた。その中でムバラクが強権的に個人資産を増やしていたのだ。ナセルへの憧憬は、あたかも忠臣蔵の大石内蔵助に対する私のそれと同じようなものかもしれない。

本日の日経夕刊によれば、エジプトはイスラエルとの関係を維持するとあるが、詩篇83編に、イザヤ19章によれば、エジプトは確実にイスラエルに攻め込む。彼らは「南の王」として、エジプトの輝きを取り戻すために、イスラエルを打つ。そして神の裁きを受けて荒廃するのだ。究極的には悔い改めて回復されるのだが・・・。古のファラオの国の根源的なエジプト人魂が今復活しつつある。今回の件はアメリカ的民主化運動などでは決してないのだ!

Egypt revolt revives pride of Nasser era

CAIRO - The revolt that toppled Egyptian strongman Hosni Mubarak has restored a pride that many here have not felt since the days when charismatic nationalist Gamal Abdel Nasser inspired the Arab world.

Throughout the 18 days of demonstrations that put and end to the 82-year-old Mubarak's autocratic rule, Egyptians have insisted it was the indignity of living under his overbearing regime that fuelled their anger.

Now, pride is returning.

自分を捧げること、殉じることは洋の東西を問わず「美しい」のだが、さて、わが神国日本は、その大和魂を回復することができるだろうか?

参考:イランのアフマディネジャド、イスラエルとアメリカの干渉なき中東を、と説教。

Ahmadinejad: Egypt unrest hails a Mideast without U.S., Israel

In speech marking the 32nd anniversary of the 1979 Islamic Revolution, Iranian President says Egyptians have the right to live in freedom and choose their own government.

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zion

クウェートでは、今月末に国民一人(赤ちゃん含む)あたり1000ディナール(約30万円)配られます。 また、14か月基礎食料品の無料化も。国民を甘やかしすぎ?

http://www.kuwaittimes.net/read_news.php?newsid=NzIxMTEyMjEz

  • 2011/02/14 20:36
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