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CLIP:京大、血液がんの増殖機構解明 ウイルス遺伝子特定

 血液のがん「成人T細胞白血病」(ATL)の原因ウイルスHTLV1の特定の遺伝子が、がん細胞を増殖させるメカニズムを、京都大ウイルス研究所の松岡雅雄教授らのチームが15日までに解明した。

 HTLV1は主に母乳を通じて母親から赤ちゃんに感染し、成長してからATLやHTLV1関連脊髄症(HAM)を発症することがある。国内感染者は約108万人とされる。

 チームはこれまでにATL患者で働いていた「HBZ」という遺伝子が、がん細胞を増加させていることを確認。

 今回、マウス実験でHBZ遺伝子を強制的に働かせたところ、正常のマウスと比べ約5倍の数のマウスががんになった。HBZは別のタンパク質を介して、過剰な免疫反応を抑制する「制御性T細胞」を異常増殖させ、免疫不全を引き起こした。また制御性T細胞ががん化しており、これがATLにつながると考えられるという。

 松岡教授は「この遺伝子の働きを抑えられれば、感染しても発症抑制などの治療につながる」と話した。成果は米科学誌プロスパソジェンズに発表した。

元記事

ちなみに次のMovieは、HTLV-1に感染したCD4陽性Tリンパ球と標的細胞間のHTLV-1ウイルスシナプスの電顕立体像写真。




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これはT-Cellの抗原レセプター(KB5-C20 T-CELL ANTIGEN RECEPTOR, NTIBODY DESIRE-1)。いつもどおりグリグリして下さい。

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