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CLIP:アルツハイマーに貼り薬、今夏にも発売 (読売新聞)

従来アリセプトだけだったAD治療薬に、年初メマンチンが認可、さらに今回貼り薬が認可されるとのこと。

 厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第1部会は21日、国内では初となるアルツハイマー型認知症の進行を抑える貼り薬の承認を決めた。早ければ今夏に発売される見通し。

 貼り薬は、スイスを拠点とするノバルティスファーマのイクセロンパッチ(一般名リバスチグミン)と、小野薬品工業のリバスタッチパッチ(同)。背中などに1日1回貼り、皮膚から成分のアセチルコリン分解酵素阻害剤を徐々に吸収させる。飲み忘れなどを防止しやすいのが特徴。

 アルツハイマー型認知症の薬は最近まで飲み薬1種類だけだったが、昨年11、12月に計2種類が承認された。貼り薬が加わったことで治療の選択肢が広がる。[ 2011年2月22日7時32分 ]

ADはニューロン・シナプスにおいてアセチルコリンが不足することにより発症すると考えられており、今回のリバスチグミンもアセチルコリン分解酵素の働きを阻害する作用がある。ちなみにいつもどおり、分子構造を-

●アセチルコリン

アセチルコリンはシナプスのレセプターで受け取られ、刺激を次のニューロンに伝達するが、その分子構造は実に美しい。これが偶然にできる?神はパズルが好みなのだろうか?グリグリしてみてください。

アセチルコリン受容体(レセプター)

同電子顕微鏡像



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そして今回の新薬リバスチグミン-

リバスチグミン

しかしこれらの分子の活動と私たちの精神活動が同期しているわけで、霊(pneuma)と身体(soma)の相互作用として誕生した魂(pshyche)と物質との関係を思い巡らす時、何とも不思議な感じを覚える。・・・とまあ、私もそろそろ気になっているわけで、これらの新薬に、特に貼り薬(ピップエレキ判でお世話になっているが・・・)には希望がわいてきた次第。

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