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背教の時代-グノーシスの霊の浸透-

Emerging ChurchのイコンであるRob Bellがニッポンの大震災についてテレビでインタビューを受けている。彼はグノーシス主義の変形"Contemplative Spirituality/Mysticism "(CSM)を説いており、次のように教える:

  • 地上でイエスにどう応答しようとも人の永遠の運命を決定することはない。
  • イエスはヒンズー教徒だろうが、イスラム教徒だろうが、仏教徒だろうが、すべての人の内にいます。
  • 神は愛であるから、人を裁いたり、地獄に追いやることはない。
  • 人の内には神性が宿っており、それをエンライトメントすることが救いだ。
  • 神はすべての人を救いたいのだから、信仰によらず、すべての人は救われる。
  • 聖書は神の言葉ではなく、神に関して人が書いた記事である。
  • 聖書は人によって色づけされており、聖書のみは正しくない上に、聖書基準の信仰は黒か白かの二元論的世界に陥る。
  • 彼の信仰はカトリック信仰の延長であり正統な教えである。
  • 選ばれた者だけが天国に入れるなどとはイエスは教えておらず、人々が勝手に聖書に付け加えただけだ。
  • 天国は私たち人間が地上に作り上げるものであり、入るべき処ではない。
  • 地獄は人間関係の中で悪意などによって作り出されるものであり、裁きの火や苦しみの場所ではない。
  • 神は全能で偉大であるから、人を地獄へ行くことを許される方ではない。
  • ・・・etc.

彼の最新の著作は"Love Wins-A Book About Heaven, Hell And the Hate of Every Person Ever Lived"。

ファイル 1936-1.jpg

・・・という次第で、彼の教えは米国のリベラルから福音主義までかなり広く浸透しているとのこと。先のOprah WifreyRick Warrenも似たようなものだが、グノーシスの霊は歴史的にもかなり狡猾にして執拗な霊ではある。詳細はこちらを参照

彼がニッポンの大震災に対して質問されているが、神はただ被害者と共に泣くだけだとして、その霊的意味の質問をはぐらかしている。要するに神の主権、峻厳、裁き、地獄など、聞きづらい点を砂糖にまぶして、人受けする教えを説いているわけだ。



神の御前で、そして、生きている者と死んだ者を裁くために来られるキリスト・イエスの御前で、その出現とその御国とを思いつつ、厳かに命じます。
御言葉を宣べ伝えなさい。折が良くても悪くても励みなさい。とがめ、戒め、励ましなさい。忍耐強く、十分に教えるのです。
だれも健全な教えを聞こうとしない時が来ます。そのとき、人々は自分に都合の良いことを聞こうと、好き勝手に教師たちを寄せ集め、真理から耳を背け、作り話の方にそれて行くようになります。

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