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再建主義者も認める時代の異常性

ポスト・ミレでは至福千年期の後にイエスが再臨するとする。マタイ24章の「産みの苦しみ」や「これらのこと」は紀元70年のローマによるエルサレムの破壊を指すとする。根拠は「ゲネア(γενεα)」、すなわち「この時代」(Matthew 24:34)。彼らはこれを当時の時代、すなわち30-40年を指しているとするわけだ。これで旧経綸が終わり、モーセ律法は超民族化されて、千年期に入ったとする。

ところがその再建主義者でも昨今の異常事態は認めざるを得ないようだ。富井氏はこう書いている

ききんや地震。
これら自然災害の増加は、時代の終末の前兆である。
マタイ24章では、「これらの前兆がすべて起こらない限り、この時代は過ぎ去らない」とあるので、ここで述べられている前兆は紀元70年(神殿崩壊)の前に起きた。
だから、この箇所は、21世紀の現在に関する預言ではない。
しかし、聖書の出来事は一つのモデルであるから、時代の変革の時期に同じようなことが起きる。
私は、今の時代は、きわめて重大な変化の時期であり、それは、至福千年期の始まりであると考えている。

で、引用されているチャートがこれ:

ファイル 1956-1.jpg

すでに私は黙示録の構造は指数関数だと指摘した。このチャートを見るとまさに指数関数そのものだ。すでに7つの封印の4つ、白い馬(支配・征服)、赤い馬(戦争)、黒い馬(飢饉)、青白い馬(死)は開かれている。これが人類の歴史であった。

ファイル 1956-2.jpg

近いうちにダニエル70週の預言の最終週の7年が開始され、第5の封印では殉教者たちの祈り、第6の封印では大地震が起こり、天の異常、そして神と子羊の怒りの日となる。今回の地震の比ではない。だれがその怒りに耐えられるだろうか(Rev 6:9-17)。これが3年半の時点、荒らす憎むべき者が聖なるところに立つ。これから大艱難に入る。前半は人類の罪の刈り取り。後半は神の裁きだ。そして第7の封印は7つのラッパをもたらし、7番目のラッパの時に一般の携挙、その後7つの裁きの鉢がこぼたれる。かくして終わりが来る。が、選ばれた者たちにとってはそれはまことの贖いの完成。故に主はこう言われた:

このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。あなたがたの解放の時が近いからだ。-Luke 21:28

今回の原発の核分裂はまさに指数関数的に進行する。中性子が倍倍に増加するのだ。これも時代の象徴ではある。黙示録はけっしてフィクションなどではない。それはリアルであり、現在すでに私たちはその中に生きているのだ。自分を"神"とし、自分を愛し、生活の心配や思い煩い、世のあれこれ、これらの世の神によって霊的に盲目にされ、いばらによって心が塞がれた者たちには、黙示録は「悪意の神の裁きの恐るべきフィクション」と映る。が、それは彼らの心の反映に過ぎない。セルフ教の症状である。

何度も繰り返すが、時代は篩い分けの時代。今はまだ恵みの時代。主の憐れみを受けることができる時。が、いずれその扉も閉じられる。ノアの箱船の扉はの手によって閉じられた(Genesis 7:16)。いずれ異邦人の時代は終わる(Luke 21:24)。Departureの日は近い。

見よ、今は恵みの時。今日、主の御声を聞いたなら、あなたがたは心を頑なにしてはならない。(2Cor. 6:2;Heb 4:7)



●The Book of Revelation Is Happening NOW!

注:4つの馬についてはいろいろな解釈がある。たとえば、白い馬=偽のキリスト教(帝国主義)、赤い馬=共産主義、黒い馬=資本主義(インフレ)、青白い馬=イスラム(緑がシンボル)。これもなるほどではある。

追記:イスラム教シーア派では12番目のイマームの出現を願っている。彼こそは地上のすべての問題を一掃するまことのマハディなのだ。イランのアフマディネジャドはそれをマジで信じ、かつ実行しようとしている。彼の真の願いはイスラエルを世界地図から抹殺することだ。

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