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Fukushima - One Step Forward and Four Steps Back as Each Unit Challenged by New Problems


Fukushima - One Step Forward and Four Steps Back as Each Unit Challenged by New Problems from Fairewinds Associates on Vimeo.

1歩前進、4歩後退・・・・


Tokyo Japan Being Hit With MASSIVE Radiation May 13th 2011

13日、東京が多量の放射線を浴びた・・・・

こちらに文部科学省がようやく公表したWSPEEDIのデータがある。

緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)等による計算結果

ファイル 2117-2.jpg

これはI-131の3月25日現在の表面沈着量積算値だが、いかがだろう。思いの他拡散していることが分かると思う。こちらのブログではヨウ素131とセシウム137の倍率関係から後者の沈着量を推計しているが、次のような結果だ。

<セシウム137>
千葉県千葉市:250-2,500Bq/m2(実測値では53,000Bq/m2)
東京(奥多摩以外の大部分):7,700-77,000Bq/m2
静岡県の一部(熱海・伊東など):30,000-300,000Bq/m2
茨城県(北茨城・日立除く):12,500-125,000Bq/m2
福島県福島市中心地:50,000-500,000Bq/m2

これをチェルノブイリの汚染区分と比較すると次のようになる。(単位Ciは古い単位「キュリー」を表す。換算比率は1Ci=3.7×1010Bq=37GBq)

<セシウム137>
東京(奥多摩以外の大部分):77,000Bq/m2(MBq/km2)=2.1Ci/km2
茨城(北茨城・日立除く):125,000Bq/m2(MBq/km2)=3.4Ci/km2
福島市中心地:500,000Bq/m2(MBq/km2)=13.5Ci/km2
※Ci(キュリー)=37000MBq(MBqは百万ベクレル)

福島市中心地の13.5Ci/km2とは、自主移住が進められたチェルノブイリの第二汚染区分(5-15Ci/km2)に匹敵する。東京の2.1Ci/km2はチェルノブイリの第三汚染区分(1-5Ci/km2)に匹敵する。この記事ですでに千葉市が第三区分に含まれると書いたが、WSPEEDIの情報から東京の大部分も第三区分に含まれる可能性が濃厚になった。この第三汚染区分は、チェルノブイリ災害から10年から20年の間に、その地域で呼吸しその地域の食品を食べていた人々(成人含む)の中でガンや白血病が増加したエリアである。

いかがだろう。要するにわれわれが今直面している状況はすでにチェルノブイリ・クラスなのだ。否、同地は一回の爆発ですべてが終わった。こちらは4機、しかも今後延々とソレラが垂れ流される点において、チェルノブイリを越える悲劇が起きる。放射性物質放出量はチェルノブイリの1/100とか・・・まったくのアホだ。すでにわが政府もマスコミ、そして国民も感覚および情報遮断状態でほとんど誰も騒いでいないが、見えない恐怖放射物質は着々と拡散している。この国はマジで終わりつつある。なお、下の図はチェルノブイリの拡散図。

ファイル 2117-1.jpg


汚された大地で ~チェルノブイリ 20年後の真実~#1

京大小出助教によると1号機が最悪の水蒸気爆発しなかったのは「たまたまですが」とある。

1号機は最悪の事態は一応回避

私たちはここに神の憐れみによる介入、すなわち神の摂理を見る。もし爆発していたら、ニッポンは完全に終わっていたのだ!一方で同氏は、原発は4号機に証明されるように、停止していても危険とする。

原発は止めていても危険


原発「安全神話」溶融 小出裕章先生#1

追記CLIP:3号機注水量増やす…原子炉の温度上昇止まらず

読売新聞 5月14日(土)13時4分配信

 東京電力は14日、福島第一原発3号機について、原子炉の温度上昇が止まらないため、同日午前から注水量を毎時3トン増やし、計15トンにしたと発表した。

 3号機は、今月に入って原子炉温度が上昇。東電は「注水配管から水が漏れている可能性がある」として、12日夕から別の配管からも注水していた。二つの配管で計毎時12トンを注水していたが、14日未明になっても原子炉温度の上昇が続き、従来の配管からの注水量を増やすことにした。新たな配管からの注水がうまくいっていない可能性がある。 最終更新:5月14日(土)13時11分

広河隆一氏によると双葉町でMax1,000mSv/hの検知器が振り切れた。チェルノブイリに50回以上取材に行っているが、初めてのことだと・・・・。


福島県の土でレントゲン写真ができるようだ・・・。(煮干で実験した人がいる!?)

ファイル 2117-3.jpg

CLIP:1号機建屋たまり水3千トン 冠水計画、事実上断念

2011年5月14日20時35分

 東日本大震災に被災してメルトダウン事故を起こした福島第一原発1号機で、東京電力は14日、原子炉建屋地階に大量のたまり水があると発表した。原子炉を冷やすために注いだ水が漏れてたまっているものとみられる。東電は格納容器を冠水させる作業を事実上断念し、別の方法で原子炉を冷やす検討を始めた。事故収束に向けた工程表の大幅な見直しが迫られる。

 東電によると、作業員が13日に原子炉建屋に入ったところ、南東側の地階の床から天井まで約11メートルのうち、半分程度の高さまで、水が3千トンほどたまっていた。たまり水の放射線量は測定していないが、格納容器内の水が漏れ出したと考えられ、高濃度に汚染されている可能性が高い。地階には原子炉格納容器につながるドーナツ状の圧力抑制室がおさまっている。

 1号機は圧力容器内で溶融した燃料を冷やすために現在も毎時8トン、これまでに1万トン以上の水を注入している。さらに、その水を格納容器にあふれさせて圧力容器を冷やす冠水作業を進めてきた。しかし、水漏れで燃料がある部分まで格納容器を水で満たすことは事実上できなくなった。

 東電は、格納容器から圧力抑制室につながる配管の接続部分などから、格納容器内の水が漏れ出したとみている。原子力・立地本部の松本純一本部長代理は「冷却するために水を循環させる方法の見直しを検討したい」と話した。

 計画では、格納容器から水をひいて冷却装置で水を冷やして、圧力容器に戻すことにしていた。今後は、原子炉建屋の地階にたまった水をくみ出して冷却装置で冷やし、圧力容器に戻すことも検討するという。

 また、13日に無人ロボットを使い、これまで計測していなかった1号機原子炉建屋1階南東側の放射線量を測定した。事故後計測した空間放射線量では最高の毎時2千ミリシーベルトを移動式炉内計装系と呼ばれる配管近くで計測した。(坪谷英紀)


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