見よ、今は終わりの時
私たちは「認知の選択的透過性」を有し、現実を"現実"として見ている｡私たちにとっての"現実"、すなわち現実の脳内モデルは認知のフィルターにより歪みを得ている。クリスチャンは特に聖書の解釈と言うフィルターをそれぞれに持っている。一番顕著なのが「プレミレ」と「ポストミレ」の対立だ。
いつもの再建主義（ポストミレ、パーシャル・プレテリスト）の富井氏がこう書いている：
千年王国の正式な開始は紀元70年であるから、それ以前と以後は違うのかもしれない。
実際、千年王国になってから、サタンによる異邦人の惑わしは弱くなった。異邦人の目が開けて、世界中に福音が伝わった。
底知れぬ所に投げ込んで、そこを閉じ、その上に封印して、千年の終わるまでは、それが諸国の民を惑わすことのないようにした。（黙示録20・3）
しかし、「サタンは、そのあとでしばらくの間、解き放されなければならない。」とあるから、千年王国のいつかの時点で一時的に解放される。
現在のサタンの活動は、この解放なのかもしれない。
私は、1996年（イエス・キリスト誕生後2000年目）に入ってから、至福千年期に入ったと考えている。
それまでの二千年とはるかに祝福の程度が違う時代が来る。
至福千年期に入る前に、一時的にサタンが解放され、人類の反逆が明らかになり、滅ぼされる。それが今なのではないか。
そしてこの原発事故も一時的に解放されたサタンによってそそのかされた「東電の社員の中に意図的に日本に原発災害を起こそうとした人間がいた」ことによるわけ。なぜなら至福千年期において、それはあってはならないことだから。祝福がこれまでの2,000年間とは格段に違うのだから。でも、現実には起きた。ニッポンはすでに回復不能な状態に置かれ、今後延々と緩慢な死を味わう運命にある。否、4号機棟が倒壊すれば、即ニッポンは壊滅する。あの放射性物質を主の御名によって消し去ることはできない。それは自分の髪の毛を引っ張って空を飛べないのと同様。それが法則であるから。
私たちの信仰とは神の法則を認め、それに服することだ。この汚染は旧創造がすべて作新される時まで、延々とわれわれを緩慢な死へと誘うのだ。これが至福千年期？しかし再建主義者は言うだろう、それは事実によって引きずられた不信仰だと・・・。同様に髪の毛を引っ張って空を飛べないのも不信仰なのだ・・・。敗北主義だ・・・。
富井氏もうすうす感づいているのだろう。だから懸命に理由付けを試みている。メーソンやイルミナティの陰謀として。が、現実を見よ。われわれはすでに認めざるを得ない。時代はすでに終末へと煮詰まりつつある。「終わりの始まり」は過ぎ、終わりの時代に今この時すでに生きているのがわれわれだ。繰り返すが後戻りはできない。私たちは近いうちにニッポンの壊滅を目撃することも十分にあり得る。
あなたがたは、あすのこともわからぬ身なのだ。あなたがたのいのちは、どんなものであるか。あなたがたは、しばしの間あらわれて、たちまち消え行く霧にすぎない。
むしろ、あなたがたは「主のみこころであれば、わたしは生きながらえもし、あの事この事もしよう」と言うべきである。-James 4:14-15
と考えるべき時代。現在はまだ序の口である。私たちの霊に啓示された霊的事実、霊的リアリティ。これだけが私たちを守る。キリスト教も神学も習慣も文化も、そのリアリティ以外のものはすべて崩壊する。バビロン化したキリスト教も崩壊する。現在すでにしつつある。旧創造はまもなく終わる。その終わるべきものを振り返るならば、それらに心を置くならば、ロトの妻の運命となるだろう。すでにすべてをちりあくたとして、ひたすら前を見て、主イエスのみを見続ける時代なのだ(Philippians 3:7-11)。
「プレミレ」と「ポストミレ」の検証は、すでに不毛かつくだらない（ついでに言えば学問としても低級な）神学論争ではなく、われわれが目撃するリアリティなのだ。
終わりが来る。終わりが来る。終わりの時がお前のために熟す。今や見よ、その時が来る。-Ezekiel 7:6
そしてニッポンキリスト教を見れば明らかなとおり、こうも書いてある：
しかし、“霊”は次のように明確に告げておられます。終わりの時には、惑わす霊と、悪霊どもの教えとに心を奪われ、信仰から脱落する者がいます。-1Tim 4:1
富井氏も言っている：
聖書を理解するには、聖書の外的照明と聖霊の内的照明が必要である。
アーメン、霊的リアリティは私たちの認知や理解や思想とは関係なく存在する。それを実体化する機能（=信仰;Heb 11:1）を持つのがわれらの霊であり、内に焼きこまれたそれが啓示である。真理の御霊が来られるとき、世の人に罪と義と裁きを証し(John 16:8)、同じ知恵と啓示の御霊は神の永遠のご計画を啓示する(Eph 1:17-19)。しかし・・・。