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Dr.Lukeの一言映画評と本日の一枚

午前中はプールとサウナ。午後は映画の巡航モード。

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映画は『インサイドジョブ-世界不況の知られざる真実』。

なぜ巨大な金融危機が訪れたのか。米の金融界にメスを入れるアカデミー賞長編ドキュメンタリー部門受賞作品

2008年に起きたリーマン・ブラザーズ社破綻。なぜそれがきっかけで、世界同時不況が起きたのか。アメリカでは長い間、1930年代の大恐慌を教訓に金融業界に規制がかけられていた。しかし1980年代のレーガン政権時代以降、規制は次々と撤廃され、投資や利益の追求に歯止めが利かなくなっていく。企業の役員や顧問が政治家を動かし、法律を改正。ハイリスク、ハイリターンが求められ、とうとう国家規模のネズミ講に。そして住宅バブルが崩壊する。

ニュースや新聞を何度も見たり読んだりしているのに、なかなか分かりづらい経済問題。アメリカの住宅ローンの破綻が、なぜ世界同時不況につながるのか。本作はそんな疑問にテンポのいい編集と明快な解説で答えてくれる、“知的”ドキュメンタリーだ。この金融危機に関わった多くの人々へのインタビューから浮かび上がってくるのは、金融界、政界、経済学界がグルになって、大っぴらに行った犯罪は、誰も罪に問われないというアメリカの現実。一般庶民たちは家も仕事も失うが、しかし金持ちたち(会社)には税金が投入され、彼らの懐は痛まない。実際、インタビューに応じた“戦犯”たちの多くは、まったく悪びれず、いまだに高給を取り続けているのだ。この映画を観て、怒りがこみ上げてこない人はいないだろう。

この解説で十分だと思うが、しかしだ。映画を観ていてつい錯覚を覚えた。今、自分はアメリカの経済メルトダウンのドキュメンタリーを観ているのか、それともわが国の原発メルトダウンのそれを観ているのか?・・・同じだ、構造が、まったく。政府、官界、企業、学界で美味い"すき焼き"をつついていたのだ。どちらも一般市民が被害を被り、テントや避難所暮らしを余儀なくされている。一方で書類を動かすだけで高給を取る上層部、他方の命をかけた現場の人間・・・。怒りがこみ上げると共に、何とも言えない脱力感に見舞われてしまった。

ただ言えること、神の裁きは明確に下される、これだけは確かである。今後のキーワードは神の主権と神への恐れ。果たして私たちは耐えられるだろうか。

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本日の一枚。CDジャケを見て驚いた。あの『ドリームガールズ』で哀愁を醸した名演技を残したJeniffer Hudsonが何とスリムになっているではないか。思わず購入してしまった。"i remember me"あのボリュームのあるヴォイスはスリムになっても変わっていない。これで出産を経験しているとは!?しかしアフリカン・アメリカンの美しさだ。とにかく驚き・・・。

ジェニファー・ハドソン激痩せ!誰だか分からない!


実は現在私もダイエット中。1ヶ月で4キロほど絞り、現在67.5キロ。筋肉を落とさないようにタンパクは十分摂り、バランスを保ちつつカロリーを制限、さらに筋トレも平行しつつだ。かなり締まってきている。身体のキレが違うのが分かる。今回は65キロまでを目標としている次第。えっ、理由(わけ)?it's highly classified:-)・・・またかよ、の声が・・・。

追記:しかし、まだ挙げられていない・・・。レフトビハインドかな?

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