CLIP:Electrons are almost perfectly round, scientists discover
- 2011/05/28 21:08
- Category: 科学
- Tag: 物理学
面白い、今更何よ・・・と言う感じだが、英国での古くて新鮮な発見だ。電子は完全なる球であると。たとえ電子を太陽系のサイズに拡大しても、その球からのズレは髪の毛のサイズだと。オ☆ド☆ロ☆キ!ちなみにその電子が飛び出すとβ線だ。
・Electrons are almost perfectly round, scientists discover
ちなみに電子の挙動はSchrödingerの方程式によって支配される。まあ、電子のFATEを支配する「ブック」だ。そもそもは波動方程式であるが、ヒルベルト空間におけるハミルトニアン(線形作用素)の固有値問題となる。波動関数はヒルベルト空間におけるベクトルに対応するが、そのノルムの2乗が存在確率を与える。いつも私が不思議なのは、なぜ自然界は数学で記述できるのか・・・。数学は神の言葉のひとつだろうと思われる次第。
ハミルトニアンの固有値がスペクトル(エネルギー)を与えるわけだが、ハミルトニアンは次のとおり:
ここに
ポテンシャルはニュートン力学と同じで
これらを解くのはもっとも単純な水素でしかできない(計算過程を見てみたい人はこちらをどうぞ)。他は近似値を与えるのだが、この計算法の開発でかつて京大の福井謙一氏がノーベル章を取った。