Entry

トップ > 社会 > 世界はアンチ・キリストへと

世界はアンチ・キリストへと

またまた金曜日。いつもどおりiTunesのJazzストリームでゆっくりしている。

さて、どうもいよいよアメリカが変である。まずイスラエルに対するこの評価。

オバマ政権はイスラエル周辺を含めてテロ国家のリストを作成したが、その中でイスラエルについて、同国はテロリストを扇動し、産み出し、保護する国家であるとしつつ、一方で反テロリスト的パートナーであると・・・。なんという乖離状態。オバマは自称クリスチャンだが、イエスを侮り、国家祈祷会にも不参加、しかしモスレムの祈祷会には靴を脱いで参加する。イスラエルに対してもシンパとアンチの矛盾した姿勢を示す。どうもこの人自身が内面的に分裂しているのかもしれない。

そして国民がWeinergate*1に目を奪われている間に、いつの間にかオバマは86番目の執務命令にサインした。

これはPresident Obama’s E.O. 13575、米人口の16%を占める田舎の人々の生活を規制するもの。田舎の穀物や繊維や産物が国家にとって重要であるとしつつ、それを保護する目的であるが、実質的に彼らの個人資産やプライバシーなどを規制する。これはジョージ・ソロスがスポンサーとなっている国連によるAGENDA21の一貫と見られる。AGENDA21は世界の安定的成長を支える目的で20年前から提唱されていたが、実質的に統一世界政府(NWO)への流れを作るもの。

この計画では個人の資産などは各面で制限される。このAGENDA21を実現するためには、今回のオバマのE.O.13575のようなモノにサインがなされるわけで、いずれ徐々に、しかし確実に個人の権利は国家あるいは世界の利益のために剥奪されるだろう。要するにビッグブラザーによる支配への流れと言えるわけだ。

さらにこの流れは個人資産やプライバシーの制限のみでなく、宗教や信仰の制限へと拡大してくる。実は彼らがもっとも破壊したいもの、それはクリスチャン信仰なのだ。なぜなら自分たち以外に主権者をいただく存在があってはならないからだ。主権者は自分たち、ここでイエスとの競合が生じる。これはかつてのローマ帝国においてすでに起きた事。古代ローマで起きたアレが現代においても再現されるのだ。そのトップに立つのがいわゆる人間の数字をいただく"666"だ(Rev 13:18)。

すでに現代の霊の流れは、神に受け入れられた者に対する拒絶された者の嫉妬による相克の時代と言っている。要するにカインとアベルの相克の再現だ。その延長拡大路線として、復興ローマ帝国が出現する。それは神を排除した、ニンゲンの、ニンゲンによる、ニンゲンのための帝国だ。同時に神によって離散された人類の悲願、統一国家(NWO)であり、統一宗教(NWR)であり、バベルの塔の再現となる。

これからの世界の動きの力学の本質は、カインとアベルの力学、バベルの塔の力学、要するにこの生ける神に対するイエスかノーか、まさに二項対立の様を呈してくる。すでに自由裁量の領域は相当に縮小されているが、いずれグレーゾーンは完全に排除されて、しかりか否か、これがそれぞれの永遠の運命を決定するようになる。すなわち「あなたは獣の刻印を受けるか、拒絶するか」の質問にイエスかノーで答えなくてはならない瞬間が来るのだ。

わがニッポンキリスト教ではすでにWW2の際に、今後起きるべき事態の予型が起きている。近未来にあって当時と同じことを繰り返すであろうことは、すでに強迫反復の病理として指摘したとおりだ*2。繰り返すが、その刻印を受けたくないのであれば、ニッポンキリスト教から離脱することをお薦めする。このギョウカイは告発する側もされる側も同じ穴のムジナ、神を畏れることもなく、真理に立ち返ることもなく、共に自己崩壊すると、私は何度も繰り返しているとおりだ。

ニッポンキリスト教のこれまでの延長線上に神がご自分の聖なる御業を積み上げると思うこと自体が、神を侮っている証左なのだ。神はそれらの崩壊を許される。そもそもキリスト教自体がいのちなるキリストに対する敵となる。これは当時のユダヤ教がイエスと対立したのと同じだ。神は人の手による家になど住まわれない。なぜなら天は我がもの、地も我ものと、主は言われるゆえに。主権者はどなたか、これがしかりか否かで問われる時代となる。

主御自身が建ててくださるのでなければ/家を建てる人の労苦はむなしい。主御自身が守ってくださるのでなければ/町を守る人が目覚めているのもむなしい。-Psalm 127:1

追記:アメリカはイスラム同胞団と関係を修復、結束を強化する方向へ。

Analysts say growing clout of Islamist party, which doesn't recognize Israel, leaves US little choice

The United States has decided to resume formal contacts with the Muslim Brotherhood in Egypt, a senior US official said on Wednesday, in a step that reflects the Islamist group's growing political weight but that is almost certain to upset Israel and its US backers.


*1Anthony Weinerのスキャンダル。マジックと同じで大衆が注目しているところにネタ(本質)はない。大衆が見ていないところに何かがある。
*2次回は世界的規模で欺瞞が起こる。ちなみにCTによると世界福音同盟(WEA)、世界教会協議会(WCC)およびカトリック教会の宗教間対話のための司教協議会(PCID)の世界三大キリスト教組織が信仰の実践で一致を表明したと。16世紀以来初の歴史的快挙とか・・・。「信仰の一致」でもなく、「御霊による一致」もなく、「実践の一致」である点、実に狡猾だ。「統一」とか「一致」とかの美名の背後に働く霊を見抜く必要があろう。これはニンゲンの業であり、神の御業とは真逆を行くものであると警鐘を鳴らしておく。

Access: /Yesterday: /Today: