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Dr.Lukeの一言映画評

午前中はプールとサウナ。午後は映画の巡航モード。映画は米国3.11公開で、ニッポンでは延期されていた『世界侵略:ロサンゼルス決戦』。

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2011年8月12日、海沿いにある世界各地の大都市付近に流星群が降り注いだ。やがて海の中から何者かが現れ、人類に攻撃を開始する。そのころロサンゼルスのサンタモニカ空港の前線基地に、若い少尉マルチネス少尉率いる小隊が到着。除隊間近のナンツ2等軍曹も配属された小隊は、取り残された民間人救出の命を受ける。タイムリミットは3時間。その後は避難の成否に関わらず、空爆が行われるのだ。破壊された市街地で、彼らは未知の敵に遭遇する。

この流星群が降り注ぐあたり、最近の状況に照らして、結構現実感がある。英国あたりではUNに対してエイリアンとの遭遇に備えよと進言する科学者もいる。カメラワークもそこにいる目線でとらえられ、きわめて臨場感がある。また自己犠牲や相互信頼などもテーマとして散りばめられており、単なるSFに終わらない点がよい。主役のアーロン・エッカートは、やはり終末的作品『コア』で知ったが、今回は実に熟した形で年を取っており、味がある演技が印象に残った。

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