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CLIPs Today

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 夫婦が生涯にもうける子どもの数が昨年時点で1.96人と、調査を始めた1940年以来、初めて2人を下回った。国立社会保障・人口問題研究所が21日、出生動向基本調査(夫婦調査)の結果を公表した。

 調査は基本的に5年ごとに実施。今回は昨年6月に妻が50歳未満の夫婦9050組に聞き、7847組から有効回答を得た。

 結婚から15~19年たつ初婚同士の夫婦の最終的な平均出生数は1.96人。前回の2005年調査より0.13人減った。出生数の指標では「合計特殊出生率」も知られるが、こちらは未婚を含む女性1人が生涯に産むと想定される子どもの数で、昨年は1.39だった。これに対し、今回の数値は結婚している女性が対象で、「完結出生児数」と呼ばれる。

世界人口は70億を超えたが、わがニッポンの行く末がここにも見えている。今後は驚くべきイノベーションによる新しいマーケットの創造か、経済成長パラダイムをシフトして、人口に見合う縮小均衡を目指すか、このふたつの道を行くしかないであろう。

 国債や借入金、政府短期証券の残高を合計した「国の借金」の2011年度末の残高見込みが1000兆円を突破する見通しとなったことが21日、わかった。東日本大震災の復興財源を賄うため、11年度第3次補正予算案で復興債を11兆5500億円発行することなどが影響する。
 国の借金は6月末時点で943兆8096億円と過去最大額に膨らんでいる。財務省は11年度末の残高を995兆9232億円(2次補正予算ベース)と見込んでいたが、3次補正編成に伴い一層の拡大が避けられない状況となった。 

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