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ドルの終焉?

ファイル 258-1.jpg今回の円高は、実は「円高」ではなく、ドル安なのだ。円はドル以外に対しては弱い。前に副島隆彦氏の著書『ドル覇権の崩壊―静かに恐慌化する世界』を紹介しておいたが、そのシナリオが現実となりつつあるようだ。オイルとゴールドは高値更新。要するに資金が実物へと逃避。基軸通貨ドルの信認が薄れつつあるわけだ。

先にも紹介したが、米国の"中央銀行"FRBは実は私的なもの。そこで勝手に刷られるドルは元々単なる紙切れなのだ。みんなが信じているから、価値が担保される。みんなが信じなければ、紙クズ。これがニクソンによってゴールドから切り離された基軸通貨ドルの本質。そもそも経済の本質は"信仰"であって、心理学である。だから主イエスも「神とマモンに兼ね仕えることはできない」と言われた。神に信を置くか、マモン(マネー)に信を置くか―それは排他的ORの選択だ。

さらに問題なのは、ドル紙幣に宣言してある"IN GOD WE TRUST "の"GOD"の正体だ。昨今の傾向は牧師の説教でも「カミっさまはあ~」と「イエス」の御名を避けること。かくして「キリスト」と称するイロイロなオジさんたちが出現しているわけ。バビロンの本質が経済や教界、さらに社会から国家へと現れてきている印象が強い最近の空気ではある。

そこで、わたしのこれらの言葉を聞いて行う者は皆、岩の上に自分の家を建てた賢い人に似ている。雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家を襲っても、倒れなかった。岩を土台としていたからである。わたしのこれらの言葉を聞くだけで行わない者は皆、砂の上に家を建てた愚かな人に似ている。雨が降り、川があふれ、風が吹いてその家に襲いかかると、倒れて、その倒れ方がひどかった。

Comment

zion

http://www.ne.jp/asahi/petros/izumi/arano/arano041122.htm

野口英世さんの左目も不気味ですね。

  • 2008/03/14 11:39
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