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内なる獣の自覚

今朝のNHK『生活ホットモーニング』で、作家にして尼僧の瀬戸内寂聴氏と前にここでも紹介した諏訪中央病院の鎌田實氏の対談が興味深かった。鎌田氏は親から捨てられ、養父に大学進学の希望を拒絶された時、彼の首に手をかけたそうだ。この経験よって自分のうちには獣が住むと自覚したとのこと。ウィットネス・リーは肉体にはサタンが受肉しているというわけだが、まあ、何を唱えるのも自由として、私たちのうちの罪の存在を自覚されたわけだ。ところが彼がこうまとめた:「この獣を抑えるために、人が赦し合うこと、さらに社会のシステムが必要なのです」と。ここで主の十字架の必要性が出て欲しいのだが、きわめて残念・・・。しかし寂聴氏は85歳だそうだが、仕事に追われ、実に若い。そしてある意味可愛い。ニッポンキリスト教にはすでに愛想をつかしているので、私も禅寺に篭って出家でもしようか知らん。と言うか、マジで庵を結ぶのが夢なのだ。

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