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Dr.Lukeの一言映画評と本日の一冊

体は完全に休暇モード。実にゆったりと脱力モードを楽しんでいる。ただし、花粉がそろそろキテいるようで、朝のジョッギングができない。屋内でアンクルウエイトをつけて"ジョッギング"だ。

で、映画は、前のスウェーデン作のハリウッド・リメイク版、『ドラゴン・タトゥーの女』。

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聖書のレビ記の言葉に従って犯罪が行われる。かなり闇の成分が強い作品。明らかに聖書をまともに信じることは狂気や妄想を生むという誘導が見られる。これ以上は語る必要もないだろう。

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そして本日の一冊は、やや過激なタイトルに目を惹かれ、思わず買ってしまった。『原爆の秘密 (国内編)昭和天皇は知っていた』。先にルーズベルトが日本を真珠湾へと誘導したことが公文書から明らかになっているが、では終戦のあり方はどうだったのか。ニッポンキリスト教左派でも昭和天皇の戦争責任追求だの、靖国参拝反対だなのと、まことにハマルティアな運動もあるのだが、あの東京裁判史観によるアメリカの対日工作(WGIP)にまんまとハメられているわけだ。

本書によると、原爆を投下する以前に天皇による終戦宣言を出させない工作がなされたというわけだ*1。前にも書いたが、私の学位論文の指導をいただいた増山元三郎先生は原爆被害をGHQとと共に調査し、同氏の導入したFisherによる推測統計学の有効性を証明し、朝日賞を受賞。さらに品質管理を高めた功績でデミング賞を受賞された。その調査のあり方から見ても、アメリカ側はすでに実験計画を立てており、しかもあえてウラン型とプルトニウム型の二種の原爆を用意して、人体実験を行なったことは間違いない。そのためには天皇をもとり込んでいたというわけだ。ちなみに天皇自身も原爆投下はやむを得なかったとされている。

今TBSで放映中の『運命の人』のモデルは先に紹介したが、沖縄返還にあたって原状回復費の400万ドルをニッポンが肩代わりする密約の存在が証明されている。さらに非核三原則も非常時には破る密約の存在も証明された。沖縄は、いわば、金で買われたのだ。今回の天皇の事前原爆認知説が正しければ、まことにニッポンは天皇にまで売られたことになる。それにしても岸元首相がCIAの工作員であることや、自民党が米から資金を得ていたことも明らかになっている。私が何度も指摘しているとおり、わがニッポンは政治、軍事、経済、そして倫理の四面で去勢された国家、ゆえに主権国家たり得ないのだ。その仕上げが民主党。果たして彼らは何を売ってしまったのか。あるいは金で何を買ったのか。いずれ明らかになる。

参考:米国戦略爆撃調査団報告 広島と長崎への原爆投下の効果

*1:当時の国防長官フォレスタルの回顧録によると、原爆を使うためにトルーマンが終戦を先送りしていたとする説もある。前にも紹介したかもだが、『原爆を投下するまで日本を降伏させるな―トルーマンとバーンズの陰謀』を紹介しておく。

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