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平尾氏個展【過激派展】

昨年もここでご紹介した哲学者の平尾始氏が、今年も個展を開く模様です。彼はいくつかの大学で非常勤で論理学を教えております。

今回は題して【過激派展】。昨年は「形而上学のカタチ」(←レクチャービデオ)というやや抽象的なテーマだったのですが、今年は次のような案内文です:

今、グローバル化の中で経済・社会構造は激変しつつある。その変化と既存の社会システムの矛盾が、格差社会・ワーキングプア問題として現象しているのである。だが、労働現場の最前線で苦闘する人々は、人間として最低限の生活すら保障しない「資本の論理」に対抗する術をもたない。かつて労働者の政治的代弁者だった労働組合と左翼政党は力を失い、働く者は分断され、孤立の中で叫び声すら挙げられない。
 この状況下で、1960年代、70年代に「過激派」と呼ばれた運動形態を振り返ることには大きな意義がある。なぜなら、それは失われた「階級闘争の戦術と戦略」を現在に甦らせる契機になるからだ。今回の展示は「モノから見た過激派」「思想から見た過激派」「行動から見た過激派」という位相で「過激派」の実像に迫るものである。
 「自分は無力だ」と感じている人々の中に、実は資本の攻撃を粉砕する巨大なエネルギーが潜勢態(デュナミス)として眠っている。今やそれを取り出し、解放し、爆発させるべき時である。孤立せる魂よ!団結せよ!―平尾 始 + 清田直博

彼の案内状にも「今年のテーマはカゲキです。アブナイです」とあります。でも面白そう。また覗いてこようかしらん。

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ファイル 290-1.jpgあ、それから、momoちゃん、おめでとう!

(今朝の富士山→)

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