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ローマ帝国の復活が近い?

さて、その人はこう言った。「第四の獣は地上に興る第四の国/これはすべての国に異なり/全地を食らい尽くし、踏みにじり、打ち砕く。十の角はこの国に立つ十人の王/そのあとにもう一人の王が立つ。彼は十人の王と異なり、三人の王を倒す。彼はいと高き方に敵対して語り/いと高き方の聖者らを悩ます。彼は時と法を変えようとたくらむ。聖者らは彼の手に渡され/一時期、二時期、半時期がたつ。やがて裁きの座が開かれ/彼はその権威を奪われ/滅ぼされ、絶やされて終わる。天下の全王国の王権、権威、支配の力は/いと高き方の聖なる民に与えられ/その国はとこしえに続き/支配者はすべて、彼らに仕え、彼らに従う。-Dan 7:23-27

5月6日のアメリカとEUに関する記事についてはいつものHal Lindseyも注目している。アメリカの衰退とEUの台頭だ。これは聖書預言の終末の光景とも一致するのだ。アメリカの衰退についてはいわゆるFEDの本質について解説している。それは決して"FEDERAL(連邦的)"ではなく、単なる一私企業であること。貨幣の発行権限を持つ者が社会を支配することができること、ケネディなどの政府通過発行を唱えた大統領が次々に暗殺されていることを指摘。さらにいわゆるユダヤ金融支配についても触れているが、"プロトコール"についてはフェイクであるとしている。

さらに金融支配を通じて、旧ローマ帝国の復活が起こることを指摘。特にEUが英国を排除している点がダニエル書の7章の10の角と、もうひとつの角(反キリスト)が生じ、その角が3つの角(イングランド、スコットランド、アイルランド)を排除することの相似性を語っている。EUのスーパーパワーを持つ大統領が出現する日が近いわけで、これは反キリストの登場の舞台を備えるとまで言う。なるほどひとつの預言解釈としては面白い。人々が気がつかないうちに反キリストは自分の存在を確立し、ある日、荒らす憎むべき者として聖なる場所に立つ(Matt 24:15)。ヒトラーとても最初はWW1の補償金の支払いで疲弊したドイツの経済復興により、英雄として迎えられたのだ。これは確かにあの者の出現の型ではあると思われる。

いずれにしろ、世界のパワーはイスラエルを中核として、対する近隣のイスラム諸国、ロシア、中国、北アフリカのイスラム諸国、そしてEU諸国と整ってきている。その力学の中核にあるのは何度も指摘しているが、「神に拒絶されし霊」の「神に受け入れられし霊」に対する嫉妬・妬みによる憎悪である。虚偽と嫉妬・憎悪はサタンの本質だ。聖書の最初から、カインとアベル、ハガルとサラ、イシマエルとイサク、エサウとヤコブ、サウルとダビデ・・・のように、この二つの霊のダイナミクスによって物語が進展する。そして今日も同じ。

しかるに現代におけるサタンの最も狡猾な偽りは、真に霊の再生されていない、いわゆるキリスト教徒をして、自分はクリスチャンであると信じ込ませること。彼らは神の霊を受けていない、ちょうど食品サンプルのようなものだ。いのちのない艷やかな外見だけの存在。しかし彼らの識別は実に容易だ。彼らは聖霊の臨在が濃厚なところには決して落ち着くことができない。不思議にも、私たちにとって実に快適な場が、彼らにとっては自己疎外感と緊張感をもたらす実に不快な場となるのだ。

なぜなら彼らは真理をアダム系のいのちによって実体化しようとするが、それは今週のBr.Takaのメッセージにあるとおり、ゾンビ的存在に過ぎない。いのちの御霊の法則を享受できるのはキリストの復活のいのちを持つ者だけである。犬に人間生活ができないのと同様、神の国の生活はアダム系の者には元々無理なのだ。ただキリスト系のいのちによる。それは何という安楽な快適な生き方であろう。神の目から見たら人類にはアダム族とキリスト族があるだけだ(→「JAVAと信仰」)。

繰り返すが、教え・神学や聖書の解き明かしなどはいくらでも共有できるが、神の霊を共有することは決してできない。キリストとベリアルには何らの関係もないと同様、エクレシアとキリスト教も同じだ。キリスト教なるサタンの最も狡猾なフェイクは、今後あの者のアッシャー(露払い)としての役割を果たすことであろう。時代はすでに背教の時代。その後にあの者が出現する(2Thess 2:3-4)。まことに時代は押し迫ってきていることを知る必要がある。欺かれない者は幸いである。

追記:フランス、ギリシャは反緊縮財政派が勝利。社会主義傾向を強めるようだ。ますますあの者の出現の舞台を整えてきている感じだ。お隣の韓国では複数銀行が破綻。ヨーロッパもオン・ザ・エッジだ。

Comment

zion

クリスチャンはどうしてもっとうまく死ねないのか

http://www.banministries.org/?p=1860

預言者?ジョイナーさん、なかなか面白いことを書く。

  • 2012/05/08 20:15
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