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チャールトン・ヘストン死去

とのニュースが流れました(→記事)。あの名作『ベン・ハー』や『十戒』の印象があまりにも強烈で、ある意味その後の役はどんどんと小さくなった感があります。特に『サルの惑星』とか。晩年の全米ライフル協会会長として、銃規制に反対し、銃を手にパフォーマンスを見せた様はややこわかったですね。

昔の名作『コンバット』のビック・モローもそうでしたが、サンダース軍曹のイメージが強烈過ぎて、後の役はくすんでしまいました。役者はいい役に巡り合うことが大切なのでしょうが、その役に飲み込まれてしまうとまた悲劇です。あの『ゴルゴ13』の原作者さいとうたかお氏が、「さいとうたかおのゴルゴ13ではなく、ゴルゴ13のさいとうたかおと言われるのはやや不本意」と言っていたが、そうなのかも知れない。

ニッポンキリスト教界あたりでも、ハーレーに乗って鎖ジャラジャラするタレント牧師様や小指のない牧師様などもいるのだが、他者の期待に乗ったり、自分を演出したり、その果ては自分自身を見失ってしまう。一昨年の覚醒剤のM牧師のケースなどは、まさに役に飲み込まれた"役者"の悲劇的最期だった。"良い牧師"や"模範的信徒"の役を演じ続けなくてはならない人々の悲劇、実はこれは芸能界だけではないのだ。演じなくて良いこと、素でいられること。これにまさる幸いはない。

ちなみに私は気ままにやらせてもらいますが^^

追記:偽りの上にエクレシアは建てることはできないのです。

Comment

ゼノン

コワイデスネ!キリスト教徒・・・・
たまたま立ち寄りですが、恐怖を感じました。
そんな事件があったのですか。
形にこだわると何事も本質を見失い道に迷うのは
仏教も新興宗教もキリスト教も同じなんですね。

  • 2008/04/06 22:07
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