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CLIP:日本で、イスラム入信者が増加

霊的真空状態にあるニッポンは絶好の刈場なのだ。英国のPenny女史の警告が的中している。

イランの国営衛星通信プレスTVが、日本でイスラムへの入信者が増加傾向にあることを明らかにしました。

プレスTVの報道によりますと、イスラム教は最近まで、日本人にとって日本以外にルーツを持つ宗教として、その価値を認められていませんでしたが、最近になってイスラムへの関心が高まっているということです。

ファーティマというイスラム名を持つ、ある日本人女性は、イスラム教徒の友人との交流や、モスクへの訪問を続けた結果、イスラムに入信しています。

この女性は、毎日土曜と日曜にイスラミック・センターに通い、イスラムやアラビア語について学んでいますが、最近イスラムに入信したことで、いくつかの問題を抱えているということです。

この女性の話によりますと、「自分は、イスラムの教えを全て実行することができず、罪悪感を感じている。例えば、職場でイスラム的な装いを守ることができない、自分の住んでいる地域では、イスラム教徒専用のハラル食品を販売する店が非常に少ない、といったことである」と語っています。

この女性が居住している地区を除く、東京都内の各地では、ハラルフードを使用したメニューを出すレストランや、ハラルフードを販売する店が数多くあり、このことは、日本で増えているイスラム教徒の人口が、次第に日本の社会に受け入れられつつあることを示しています。

東京にあるモスクには、日本人や日本人以外のイスラム教徒が、宗教儀式のために集まってきます。

もっとも、ハラールフードの問題は、イスラムに入信した日本人だけの問題に留まるものではありません。

この日本人女性はさらに、「自分の両親は、現世での命を終えた後での生と死に関する信仰を理由に、私のイスラム教への入信に反対していた。私は結果的には、イスラムの信条について両親に説明し、彼らをモスクに連れて行くことに成功した。彼らは、私の新しい宗教を受け入れ、現在私たちは週に1回、一緒に食事をしている」と語っています。

多くの日本人家庭にとって、家族の一員による新しい宗教への入信を受け入れることは、たやすいことではないようです。

日本で信仰されている宗教の多くは、自分たちの先祖や家族が信じてきた仏教や神道であり、家族の死や故人に関係する行事は、日本人のアイデンティティーや意識の一部として、不可分なものと化しています。

このため、日本人が新しい宗教に入信すると、それまでになかった危機が生じる可能性があるのです。

さらに、日本でよいイスラム教徒であるために必要なことが、日本のライフスタイルとあまりそぐわないことも事実です。

しかし、それでも一部の日本人はイスラムへの関心を示し、特に東京にあるモスクには多くのイスラム教徒が集まります。

このモスクは、日本にあるモスクの中でも最も美しいもので、1938年に建設されましたが、2000年に完全に改修・建て替えがなされています。

このイスラム教徒はまた、「このモスクでは、世界中から集まったイスラム教徒のために、4ヶ国語で説教が行われている」と述べました。

あるイスラム教徒は、「我々は、イスラムに入信した400名以上の日本人を知っている。特に昨年は、60名以上がイスラムに入信した」と語りました。

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