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ヲタクがニッポンを救う

我が友人のフリープランナー石埜穂高君の持論。前にも書いたが、ニッポンを救うのはヲタク。彼らのリビドーの向かう方向を変えるとかなり凄いことになる。で、昨日のある演習系講義、40名程度で男女比は4:6。けっこうCANCAM系もいて華やかだ。初日なので自己紹介をかねて、「昔は本学のジョージ・クルーニ」と言うと、やや笑いが。「ちょっと前は唐沢寿明の従兄弟」、これが微妙な反応。で、「最近は栄ちゃん、ヨロシク!」とやると、「なるほど~」といった空気。かくして矢沢のノリで飛ばしつつ、それぞれ軽く自己紹介をしてもらうと、なんと6、7割がヲタクを自認している。女子もBL系あり、2D系ありで、アニメイト館やコスプレ館にもよく出入りするらしい*1。男子はガンダム系と萌え系に分かれるが、後者が結構多い。こちらもアニオタなど2D系。

要するに男女とも3Dリアルは敬遠しつつ、2Dで「それなり」なのだ*2。今晩もNHKニュースで「アバター症候群」の特集があったが、どうもヴァーチャル化がかなり進んでいる模様だ。自己実現を2Dで試みるわけだ*3。中には3Dで面白いのがいて、髪は赤、六本木のクラブ(アクセントに注意!)でDJをやっている子がいた。バーテンダーも兼ねているらしく、ターンテーブルをゴリゴリしつつ、シャカシャカやるのだとか*4。自分でも曲をアレンジするらしく、ダンス系とアニソン系のオリジナルMIXらしい。アマンドが改装して、あの白とピンクのストライプが消えて、やや寂しくなったとか、キャッチャーに黒人が多いとかのハナシで盛り上がった。六本木交差点からドンキホーテ側に店があるらしい。あの事件があったすぐ近くだとか。

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・・・・というわけで、学生いわく、「センセイは、先生っぽくない。ツカミがうまいし、話が面白いっ」とのこと*5。これで一挙に距離感が縮まり、これから結構たのしくいけそうだ。一応、一週間が終り、ひととおり顔合わせができた。よし、今学期も燃えるぞ!

参考までに、最近のクラブ・ダンス・ミュージックのINNA。きわめてデジタル・サウンド。80年代のディスコ・ミュージックと比べると・・・

懐かしの・・・70&80年代Disco Mix。やっぱりヌケていないか・・・。

*1:前期に女子学生たちに連れて行ってもらった。実に面白い世界が展開している。夏に幕張メッセでコスプレ大会があって、これに誘われたが残念ながらスケジュールが合わず、次回に期待。
*2:3Dはメンドウなのだとか。要するに自分の思い通りにならないし、下手する傷つくということらしい。私などはどれほどに青春の蹉跌で傷ついたことか・・・。NOW, AS WELL?
*3:最近の学生たちはナンパとか合コンとかを知らないのだ。合コンは私はけっこう参加していたが、そこでの出会いはあまり発展しなかった。
*4:ちなみに最近のターンテーブルはカッコウだけ、中身はPCのコントローラー。なるほど、デジタル化はここまでだ。
*5:私的には高い学費を払っている学生諸君には楽しく学んで欲しいのだ。学生に向き合うこともなく、ぶつぶつと黒板と対話する教員が多いが、一人ひとりの目を見て、双方向コミュで行くべきと思っている。まあ、「アカデミック・エンターテイナー」といったノリでやっている次第。

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