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War Game

大学院の講義が終了し、月曜日も午後があいた。まったりと過ごしているところ・・・。

さて、イスラエルはやるのか、やらないのか、どうも神経戦に入っているようだが、イスラエルは米選挙後の9日を想定して、アメリカの支援なしの対イラン戦のシミュレーションを実施した。攻撃後の48時間に起きるであろうシナリオを提示しているが、この攻撃によりイランの核開発を3年後退させることができると結論。しかしながらロシアなどの動きがその後の状況を決定するようだ。

83年頃に文字通りの『ウォーゲーム』なる映画があった。高校生のマイコン・オタク*1がたまたまNORADのコンピューターに侵入してしまい*2、意図せずにWARPSなるプログラムを起動してしまうのだ。これはあらゆる戦略核戦争のシナリオをシミュレーションするソフトで、これが勝手に戦争を開始する。そこでこれを作った博士の元に出向き、その動作を止めるわけだが、このあたりの流れはかなり現実味があった。この博士は子供を失って世界が終わろうとも構わない世捨て人だったのだ。そして最後にこのコンピューターがシミュレートしたゲームは・・・なんと三目並べ。これで"彼"は戦争には勝者がないことを"学ぶ"のだ。かくして危機は回避されると・・・。いや、なかなか面白い。すでにみずほ銀行もハッキングにより被害者が出ているようだし、政府の各サイトなども侵入されている現在、この映画は予言的作品と言える。

そのイランとわが国の思わぬ関係が・・・なんとイランでは"くノ一"を養成しているのだ!?アサシン用だとか、女は怖いかも・・・。しかし掛け声まで「いち、にっ、さん」とは・・・

*1:当時はパソコンではなく、マイコンと呼ばれていた。
*2:時代はまだパソコン通信のレベル。しかもモデムではなく、音響カプラによる通信だ。私もEPSONの実験に協力して300ボーの音響カプラを使っていたが、これは外部の音を拾うとたちまちアウトになるシロモロ。いや、しかし懐かしい時代だった。当時、まさかネットがここまでクルとは考えもしなかった。

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