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フェイクか、リアルか?

いつものJoel Rosenbergが今後のイスラエルの政治状況とイランとの関係についてディスカッションしている。論点は-

・the fascinating outcome of the Israeli elections, what the results were, what they mean, and what they say about the trendlines in Israeli society

・the rise of Yair Lapid and his new secular Yesh Atid (“There is a future”) political party in Israel, now the nation’s second biggest party.

・the “complicated” relationship between President Obama and Prime Minister Netanyahu and the nuances of U.S.-Israeli relations

・the interesting trend of Netanyahu’s interest in the Bible, including why he recently started a Bible study in the Prime Minister’s residence

・the deep secularization of the Israeli society, and the serious lack of interest in the Word of God among most Israelis (I noted Amos 8:11, “‘Behold, days are coming,’ declares the Lord. ‘when I will send a famine on the land, not a famine for bread ora thirst for water, but rather for hearing the words of the Lord.”)

・the latest status of the Iranian nuclear threat and whether Netanyahu is more or less likely to order a preemptive military strike in 2013.

彼はチャック・スミスのカルバリーチャペル系ゆえ、典型的なプレミレ、しかも前艱難期携挙説に立つ。よって再建主義から見れば、イルミナティなどの陰謀により設立されたサタンの国イスラエルに仕える者となり、その信仰体系はフェイク、妄想だ。このビデオの内容も妄想体系に基づく空論となる。同じ聖書を読んでいて何故にこのような致命的な相違が生まれるのだろうか。

再建主義の富井氏に対しては極私的にはリスペクトしていることを何度も表明している。独身、基本的に世の仕事は持たず、再建主義のミニストリーのみに生きておられる。そのスピリットには敬服しているが、もしも、再建主義の信仰体系が崩れたらどうなるのだろうか?氏は元々はがちがちのプレミレで、この世はサタンの支配下にあり、何をやってもサタンが勝利するから、仕事も家庭も無意味と教えられて、人生の基盤を崩されたと証されている。

私もウォッチマン・ニーの影響を受けており、彼がブラザレンの教えを踏襲したダービー系のプレミレだから、当たり前にそれを刷り込まれた。その集会でもある時点(87年ごろ)から2000年に主が再臨されるから、日本の福音化のためにすべてを投げ打って福音を宣べ伝えよ、としてやばい状況に入ってしまった。私は基本的に怠惰を愛する人間なので、そのようなモードに入るとすぐに逃げ出した。当時は保険を解約したり、家を売り払って献金する人もいた。私的にはこの人たちは狂い出したと感じた。ちょうど子供も生まれたので、人生設計を家庭と仕事にフォーカスしたのだ。バブルの流れに乗り、株で頭金を作りマンションを購入。さらにアメリカのサンディエゴに投資様ビルを購入。おかげで32歳で5400万の借金を負ったことはすでに書いている。その時にはある姉妹に、世が終わるのにマンションなんか買ってもしょうがないでしょ、と一笑にふされたが、私的にはこれは狂っている、逃げるべきだと感じ、その後はいわゆる教会事とは一切関わらない姿勢を貫いた*1。おかげで守れたのだ。

要するにプレミレを信じたから人生が崩壊するわけでもない。あくまでも個人の生き方の問題だ。脳内にある世界モデルをどう構築し、環境情報をどのように得て、それをアセスメントし、いかなる意思決定をもって、いかなる行動を取るか、それが私たちの生である。ゆえにこの世界モデルの選択がその人生を決めるのだ。かつ、それを相対化している必要がある。極私的にはプレミレの立場は崩していないし、それを否定する根拠は見つからない。ダービーがメーソン系であるとかの情報は知っているし、スコフィールドが詐欺師で女たっらしだったかも知っている。つまりポストミレの主張に対しても私は聞く耳を持っている。その上でプレミレを取るが、しかし世が終わるからすべて投げ出して日本の総福音化のために邁進すべしとは思わない。そのようなスタンスには恐怖感を覚えるのだ。富井氏はかなり純粋な方、もろにプレミレの世界モデルに飲み込まれて、すべてを投げてしまわれたのだろう。その代価は確かに大きかったと思うが、では、逆に再建主義がフェイクであることを知るならば、その時、彼はだいじょうぶだろうか、と私的にはいらぬ心配をしてしまうのだ。

自分の信仰・信条を客観的に相対化できないと人はそれに飲み込まれ、自らの信仰により潰される。ま、これは信仰に限らないのだが・・・。昨日の繰り返しだが、愛は人を狂わせるが、信仰も人を狂わせるのだ。

さて、本日は江の島のスパでちょっと抜く予定・・・。

追記:素晴らしい快晴、青空が美しい一日を江の島スパにて、夕日が沈むまで温水プールにて過ごした。富士山が珍しいほどに実に美しい。ちなみにこの店、アメリカンでカジキのステーキが絶品。リッチな一日を堪能した・・・で、まだオフタイムは続く・・・。

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*1:しかし、ニッポンキリスト教と意に反して関わってから、このギョウカイはもっと狂っていることを知った次第、やれやれ。

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ヒロ

こんにちは。いつもありがとうございます。
いつも、精神的に整理されて助かります。
イエス様の祝福が満ち溢れますように。
イエス様が好きなら、イエス様は、その人それぞれに働きかけてくださることを信じます。
主の平安を希望します!

  • 2013/01/27 13:12
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