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Dr.Lukeの一言映画評

今朝も4.2キロ、約300Calの消費。熱いシャワーとストレッチ、そして最近始めた『弱った体がよみがえる人体力学』。整体師が書いたものだが、これがけっこう気持ちいい。身体は統合的に機能しており、ある部分のコリや血行不順、骨のズレがとんでもない処の問題を引き起こすのだ。その不具合の元をほぐす姿勢や運動がきれいなイラストで手引きされている。それなりに負荷のかかる(キツイ)所作であるが、実に爽快感を味わえるのでお薦めする次第。

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で、昨日の鑑賞作品、トム・クルーズの『アウトロー』。アクションと謎解きの本格的推理ドラマ。かなり楽しめる。しかしトム・クルーズは50を超えていると思うが、バディもできているし、若い。あの『トップガン』でライバル役だったアイスマンことバル・キルマーがすっかりふやけてしまったのと対照的だ。

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かの美しき沢田研二も今ではすっかりメタボ腹、数日前に西城秀樹が闘病生活を告白していたが、二度の脳梗塞でロレツが回らずやや哀れを覚えた。わが永遠のライバル郷ひろみは健闘している。

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バディは所詮マシン。かのゴルゴ13ですらもギラン・バレー症候群*1という難病を抱え、日頃あれだけ鍛えている彼も、年に一度仕事から完全に退いて、各分野の名医たちを集めてバディのメンテをするのだ。何かにのめり込むとどこかに知らぬ間にしわ寄せが来るもの。仕事、勉強、育児、教会事等々、これら自体はなんら悪いことではないが、しかし没頭することはアブナイ。「忙」しいとは「心を亡くす」と書くとよく言われるとおり、何だかよく分からないままに「忙しい」の感覚を覚えた時は要注意だ。ちなみに出力30%、いつもアイドリングの私などはつねに暇を持て余している感覚。カッコよく言えば(言い訳だ、と突っ込まないこと)、『三四郎』の「偉大なる暗闇」こと広田先生のごとく*2、教師は高等遊民であるべしと思っている次第。

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さて、本日も『三国志』の世界にトリップ。赤壁で敗北し、敗走する曹操と関羽とのやりとり。男と男の義理と人情の葛藤、泣ける場面だ。

*1:根神経炎の一種、筋肉を動かす運動神経の障害で手足が動かなくなる難病。スナイパーであるゴルゴにとっては致命的。症状は右手の麻痺が主体で、そのため左手を訓練し、左手でも射撃可能。
*2:モデルは旧制一高独逸語教授岩元禎。頑固一徹、情容赦なく落第点をつける徹底した厳格さの古典的理想主義の哲学者だとのこと。私は「ホトケの唐沢」と言われているが。

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