続・ゼータ関数
- 2013/02/10 21:24
- Category: 科学
- Tag: 数学 ゼータ関数 リーマン予想
Maximaと言うフリーソフトがある。いわゆる数式処理ソフトで、有名どころではMathematicaなる25万もするソフトがあるが、Maximaはほぼ同様のことができて、しかもタダ。私もMathematicaは一応持っているが、使いこなすのがかなり大変。その点Maximaは容易だ。
さて、先のゼータ関数は複素数領域にも拡張される。つまりζ(x+yi)なる計算ができるのだ。そこでx、yにいろいろと値を入れて、ゼータ関数の実部と虚部を計算し、それらのどちらかがゼロになる点をプロットすると次のとおり:
これらの曲線が交わる点では実部も虚部もゼロだからζ(x+yi)=0となる点、すなわち零点となる。観てお分かりのとおり、直線x=1/2の上で見事に交点ができるのだ。かくして少なくともこの図の範囲においてはリーマン予想が「見えた」と言う次第。人類の秘境で発狂したくない人はこの程度で遊んでいるのが無難。
なお、今回のコマンドはこちら-
wxdraw2d( implicit(imagpart(zeta(x+y*%i))=0.0,x,-5,5,y,-5,50), implicit(realpart(zeta(x+y*%i))=0.0,x,-5,5,y,-5,35), implicit(x=0.5,x,-5,5,y,-5,50), dimensions=[800,1200]);
DJ Jerry
こんにちは。今度、保土ヶ谷の高校でレギュラーで数学を教えることになったのですが、テフとMaximaとでは、どちらが高校の授業(問題作成)向けなのですか?