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春の嵐、落花狼藉

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艶陽(えんやう)尽くる処 幾(いく)たびか相ひ思ふ
客を招き僧を迎へて 眉を展(のべ)んと欲す 
春は林に入り帰りて 猶(な)ほ迹(あと)を晦(くらま)すがごとく
老は人を尋ね到るも 詎(なん)ぞ期を成さん
落花(らつくわ)狼藉(らうぜき)たり 風の狂したる後
啼鳥(ていてう)龍鐘(りようしよう)たり 雨の打つ時
樹は枝空(むな)しからんと欲し 鶯も也(ま)た老ゆ
此の情須(すべか)らく一篇の詩に附すべし

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