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律法はアダムに与えられていた?

昨日は夜半遅くに帰浜。今回は所要を無事処理し、いろいろ忙しかったが、実に身体の芯まで染みる温泉で、疲れが一挙に抜けた感じだ。実に軽快。後半に向かってready状態だ。

さて、いつもの再建主義の富井氏の主張で、またも再建主義よく分からなくなった。彼は言う-

アダムはもともと自力で律法を守る責務を負っていた。
つまり、むき出しの律法の二枚の板を渡された。
アダムは堕落前は完璧な被造物として作られたので罪を犯さず、それゆえ律法の要求によって死ぬことはなかった。
しかし、エバに続いて命令に逆らったために、永遠の死の刑罰を受けた。
それ以来、律法の二枚の板は、アダムを殺す理由となった。
アダムから生まれる人類は、生まれながらにして契約違反者である。

自力で律法を守る義務を負っていた???律法はアダムに与えられた???うーん、聖書は何と言っているか:

律法はモーセをとおして与えられ、めぐみとまこととは、イエス・キリストをとおしてきたのである。-John 1:17

しかも律法はアブラハムに対する約束後、430年経って付加的に与えられたとある(Gal 3:16-19)。アダムは神の言葉に対する違反により、いのちの木の実を取り損なったのであり、律法を守りそこなったのではない。つまりアダムの罪は律法以前にも存在しいていたが、律法が与えられる前はそれを知ることがなかったのだ(Rom 4:15)。つまりアダムの違反はモーセ律法に逆らったことではないのだ。律法が入る前から罪は存在したのだから(Rom 5:13)。この得損なったいのちの道を、ご自身がいのちとなることにより、開かれたのがイエスだった。この約束はアブラハムへの約束であり、女の種(単数形)を指している(Gal 3:16)。それを得るのは私たちの側では信仰により、神の側では御霊から生み出すことによる。その約束を律法が無効にすることはない(Gal 3:17)。つまり約束は律法に優先されるのだ。これが聖書に書いてあるとおりのことと思うが、私の読解力が足りないのだろうか?↓再掲しておきましょう。

ファイル 3650-1.jpg

関連するかと思うが、TwitterでもRTしたが、オックスフォード大の神経科学者のKathleen Taylor女史によると、いずれ、いわゆるファンダメンタリストは精神障害者として分類されることになるとのことだ。要するに万物の基準は人間であると言うのだ。その人間像はいわゆるサイエンスから得られる像であり、サイエンスの手続きによって導き出されるものとなる。すでにキリスト教なる人間教(セルフ教)が証明しているように、サイエンスの手続きに基づかない霊的啓示などは完全に排除されることになる。実に近未来の社会がどうなるか、懸命な読者諸氏には容易にご理解いただけると思う。

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  • 2013/06/03 12:30
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Luke

うーん、そう思われますか。私もちょっと心配しているのですね。
啓示と妄想が紙一重ではあると思いますが、おっしゃるとおり、書かれていることを超えないことが鍵ですね。
もっとも最近では書かれていることも堂々と否定する人々も出現していますが・・・。

  • 2013/06/03 14:27
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  • 2013/06/03 19:04
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Luke

なるほど。私も同じ印象です。プライベートも厳しい環境のようですし。
ヤコブ書はこのニッポンキリスト教全体に言えるでしょうね、この業界、完全に彼らにより汚されました。もちろんエクレシアは不動ですが。
生身の人間であることを忘れると熱心や真剣さがとんでもない方向へと人を追いやるようです。

  • 2013/06/03 20:08
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