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そしてYAZAWA・・・

78年、確か資生堂のCMソングだったと思う。一度聞いてはまった。南国の青空を吹き抜けるような何とも爽快なメロディー。Discoナンバーではないが、わが青春を焼き付けた一曲。実はYAZAWAはバラード系がイイのだ*1

団塊の世代が社会を壊した跡地を生きる「谷間の世代」の私たちは、いわゆるノンポリ、ある種のアパシー状態で、何をしても傍観者的姿勢しか取れず、燃える思想や対象がなかったのだ。当時はとにかくエネルギーを持て余していた。何に注いでいいものか、まったく分からないでもがいていたのだろう。Discoで燃えたのもそこに線香花火的な輝きを見たからだ。

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が、それでもオホーツクの海を見た時には感動した。海は人間なんかと関わりなく、僕のもがきも何も知らないかのように、太古の昔から現在まで、波が寄せては引き、引いては寄せているのだ、と悠久の時間を想った。すでに夏冬合わせると15回ほどは訪れている北海道に対する憧憬の原点はここにある。で、ダルマでぐったりとしたあの飲んだ時の気怠い雰囲気を醸す三枚目の写真が、当時全般を象徴しているかもだ。

*1:当時はまだリスペクト・モードではなかった。やはり98年のあの事件以降だ。彼は熟している。それに比べると、ものマネしているだけのアーサー・ホーランドは、主張も生き方もお子ちゃまとしか見えない。いまだに自分探ししているのだろうか?言葉に実体がないのだ、残念だが。高校生ならいざ知らず、オトナのココロには響かない。十字架かついで全国回ってもなぁ・・・

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