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2013年、後期講義初日

後期講義初日。痛勤電車は私にとっては快勤電車。朝のジョッギングでほぐれた体が実に脱力し、Woong SanのけだるいJazzでまどろむ至福の時間なのだ。で、科目は「精神保健学Ⅱ」。何と男子学生は数名で、数十名のほとんどすべてが女子学生だ。昨年「I」を取ってた子も受講している。

「精神保健学Ⅱ」はかなり専門的になるので、イメージをもってもらうために、二回分を使って映画を見せている。アンジェリーナ・ジョリーの鬼気迫る演技が光った『17歳のカルテ』。

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60年代後半の不安と戦争の臭いが立ちこめるアメリカで、自分の居場所を喪失し、自分すら見失った少女たちの葛藤を描く。実話を小説化し、さらに映画化した作品。今の時代ときわめて通じるところある。先が見えず、自分を喪失する若者が多い現代は決して新しい病理ではないのだ。まことにソロモンが言うとおり、今あることは昔もあったのだ(Eccl 1:10)。

・・・というわけで、2013年後半、世界もニッポンも先がいよいよ見えなくなってきているが、極私的には楽しく生きるツモリ。夏を過ぎるとつるべ落とし、あっという間に年末の温泉となる。あとどれだけ地上にとどまるか分からないが、エデンの園の原則、すべての木から思いのままにとって食べてよいを実行しようと思っている

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