秋日偶成-程明道
- 2013/10/03 20:13
- Category: 漢詩
- Tag: 漢詩 程明道 いのちの御霊の法則
閑來事として 従容ならざるは無し
睡り覺むれば東窓 日已に紅なり
萬物靜觀すれば 皆自得
四時の佳興は 人と同じ
道は通ず天地 有形の外
思いは入る風雲 變態の中
富貴にして淫せず 貧賤にして樂しむ
男児此に到らば 是豪雄
睡り覺むれば東窓 日已に紅なり
萬物靜觀すれば 皆自得
四時の佳興は 人と同じ
道は通ず天地 有形の外
思いは入る風雲 變態の中
富貴にして淫せず 貧賤にして樂しむ
男児此に到らば 是豪雄
官位を離れて閑散たる生活に入ってからというもの、何事においても心はゆったりとしている。ぐっすりした深い眠りから目覚めれば、すでに朝日が東の窓に赤々と差し込んでいる。周囲の事物を静かに眺めると、各々、はまりどころ得てしっくりと収まっている。四季の織り成す心地よい趣は、人と渾然一体となり移り変わっていく。私の信じる道は天地の間にあって浸透し、その無形の思いは風に流れる有形の雲にまで入り込む気分になる。たとえ富んだ者になっても富に耽溺せず、貧しく低い身分でも生きることを楽しめる。男子たる者、このような境地にいたるならば、真の豪雄である。
程明道(1032-1085):中国北宋時代の儒学者。字は伯淳、明道先生と称された。朱子学・陽明学の源流の一人。河南省洛陽出身。名は顥(こう)、字は伯淳(はくじゅん)。幼くして非凡の才あり。諸国を歴任して政治上の功績あるも、王安石に対立して朝廷を去る。のち召されたが任を拒否し、元豊八年に死去。享年54歳。謚(おくりな)は純公。直観により、自然と一体になる経験を尊んだ。すなわち多様な自然現象を秩序づけている法則を「理」と呼び、この理を直観によって把握すべきであると説いた。(Wikiなどより編集)
主はこう仰せられる。「もしわたしが昼と夜とに契約を結ばず、天と地との諸法則をわたしが定めなかったのなら・・・」-Jer 33:25
神の法則、理に則って生きること、これが安楽な道。逆らわず、もがかず、身も心も任せること。それは即ち、いのちの御霊の法則だ。
zion
仕事は小川のようにサラサラと進めております。誠に主に感謝です。