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Dr.Lukeの一言映画評

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昨日観た作品。往年のロバート・レッドフォードが監督・主演の『ランナウエイ-逃亡者』。

1969年、ベトナム戦争反対を訴え連続爆破事件をおこした過激派グループ“ウェザーマン”。全米を震撼させFBIの最重要指名手配リストに載った彼らはその後忽然と姿を消した。30年後、元メンバーの1人が突如逮捕される。新聞記者のベンは、再び注目されたその事件を追ううちにある人物にたどり着く。それは、愛娘を男手1人で育てながら穏やかに生活するアメリカの模範的な市民、弁護士のジム・グラントだった。危険を察知し再び逃亡するジム。ベンとFBI双方からの執拗な追跡。見えてくる事件の輪郭。30年間の逃亡の裏に隠された驚愕の真実が今、暴かれる!!

ジム(ニック)の隠された過去と、現在、彼が守ろうとしている大切な存在。そのために、かつて愛し合ったミミとの湖畔の懐かしい小屋での再会。ジムが彼女に語りたかったこと。しかし、ミミは彼を拒絶する。ジムとミミの間にも大切な存在があったのだ。ジムは逃亡し、ついにFBIに捕縛される。彼と、その愛する者の一生は無残にも破滅へと・・・。が、・・・・。ちなみに新聞記者のベンは取材の窮極に、ひとつの真実にたどり着く。彼はそれを記事にすれば、一躍名声を馳せる。果たして彼は「それ」を語るのか?まことに老子の言葉は深い。

というわけで、あとはご自分でどうぞ。レッドフォードが実にシブい。まさに熟男。こんな味のある男になりたいものだ。それにしても、男にとってもっとも大切なものは何なんのだ?主義・主張・思想・理想・正義・・・?ジムが最後に選ぶもの、それは・・・。

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