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為無為

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無為を為し、無事を事とし、無味を味わう。小を大とし少を多とし、怨みに報ゆるに徳を以ってす。難きをその易きに図り、大をその細に為す。天下の難事は必ず易きより作り、天下の大事は必ず細より作る。ここを以って聖人は終に大を為さず、故に能くその大を成す。それ軽諾は必ず信寡く、易きこと多ければ必ず難きこと多し。ここを以って聖人すら猶おこれを難しとす、故に終に難きこと無し。

ウォッチマン・ニーいわく、「もっとも深く安息した者が、もっとも神の働きを為せる」。

Comment

Salt

なるほど、私なんぞ全然安息が足りなさそうです。神の働きを為そうという思いもそれほどありませんが、御手の中にあってリラックスしていたいです。

  • 2013/10/08 19:58
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Luke

神の働きは多分、自分ではしている意識もないときになされるのでしょう。だから「いつ水を飲ませてあげましたか?」となるわけです。とってつけたような「働き」は臭いますからね。「すべての栄光を神っ様にお返ししますぅ~」って、笑えますが。

  • 2013/10/08 20:43
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shige

いのちの木に与ってるか、善悪の木で頑張ってるかの違いですね。
分かる人にだけアーメンの世界です。

  • 2013/10/08 23:01
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電気屋

いやはや 本当にスゴイ

後に続く

「怨みに報いるに 徳を以ってする」 

そこだけ見れば 老師はクリスチャン?

  • 2013/10/09 07:06
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Luke

老子は紀元前6世紀とも4世紀とも言われるようです。そもそも実在を疑う向きも・・・・。
しかし書は残っている。不思議なものです。

  • 2013/10/09 21:39
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