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オタク化は米軍でも

TIME誌によると、最近のイラク戦では兵士が精神的にダウンして欝化したり、被害妄想を持ったりするために、SSRIなどの抗欝剤の処方がえらく増加しているらしい。ベトナムではメタンフェタミン(あのパンツ1丁で転落死した牧師やNEA理事長テッド・ハガードが使った覚醒剤)を常用していた。かくして兵士は薬漬けとなり、その副作用がまた問題化している。彼らはほとんど発狂寸前である。

ファイル 393-1.jpgかつてジャン=クロード・ヴァン・ダム主演の『ストリートファイター2』と言うオタク映画があった。家内と観に行ったのだが、何とも観客がソレ系の若者ばかりで、ものすごい違和感を覚えた事を記憶している。この中でクスリで筋肉を増強し、ヴァーチャルリアリティティの世界で精神を改造して作られる兵士が出てくる。彼は人間の心を失いかけるが、最後にはその片鱗が残っているのだ。米軍では実際にこのような訓練がなされているらしい。かくして殺人を行っても痛痒を覚えない冷酷なサイボーグ的兵士、殺人マシンが生まれるわけだ。ゴルゴ13でもそのような殺人マシンとゴルゴが対決する場面があるが、アドレナリンの大量投与で殺人マシンは発狂して果てる。

怖いのは、今日のニッポンではこのような訓練をしなくても、一見普通の若者が銃乱射したり、ナイフを振り回したり、女性を殺してミンチにしてトイレに流したり、と。「誰でもいいから殺してやりたい」と、ほとんど殺人マシン化している。鬱屈したネガティヴな汚れたエネルギーを溜め込むほどその行動は爆発的かつ過激になる。イラクの米軍とニッポン社会およびニッポンキリスト教界の共通要因は何か。それは「蛸壺化」。あるいは「閉塞社会(カプセル化社会)」と言えるだろう。溜め込んだこのエネルギーの発散法をよほど考えておかないと、この国、マジにバイソン帝国の運命を辿るだろう。ニッポンキリスト教も同様。今の時代はふるい分けの時代。メッセージでも語ったシモンはバプテスマすら受けている。が、彼の心は主の前に正しくはなかった。すべては自己責任。

彼らは悔い改めて癒されることがない。・・・キリスト・イエスに結ばれて信心深く生きようとする人は皆、迫害を受けます。悪人や詐欺師は、惑わし惑わされながら、ますます悪くなっていきます。

追記:この犯人もやはりサバイルゲームに熱中していたようです。一方でナイフを購入したショップの女性店員と会話して、「人と話すのってこんなに楽しいのか」とも。人と人の絆が切れてしまった彼の心の哀しさと深い疎外感を感じますね。私のところにも今、この手の人物がいるのですが、マジで消火器を3台用意しています。刃物を振り回されても、相手は女ですから対処できますが、あそこでガソリンでもまかれて火をつけられたら逃げ道がありませんから。

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