Entry

トップ > 漢詩 > われ敢えて主とならず-老子

われ敢えて主とならず-老子

用兵有言、吾不敢爲主而爲客、不敢進寸而退尺。是謂行無行、攘無臂、執無兵、?無敵。禍莫大於輕敵。輕敵幾喪吾寳。故抗兵相如、哀者勝矣。

兵を用うるに言えること有り。吾れ敢えて主と為らずして客と為り、敢えて寸(しん)を進まずして尺を退けと。これを行くに行(みち)無く、攘(はら)うに臂(うで)無く、執るに兵無く、?(つ)くに敵無しと謂う。禍いは敵を軽んずるより大なるは莫(な)し。敵を軽んずれば幾(ほと)んど吾が宝を喪わん。故に兵を抗(あ)げて相い如(し)けば、哀しむ者勝つ。

これは霊的な戦いのコツでもある・・・。戦いと言うよりはすでに勝負はついているのだから。カギは自らを主としないこと!

Access: /Yesterday: /Today: