Entry

トップ > 漢詩 > 終南望余雪-祖詠

終南望余雪-祖詠

明日はまたも大雪らしい。立春を過ぎて大雪。まあ、一部ではHARRPによる人口雪であるとの説(?)もあるようだが、雪はそれはそれで風情があるものだ。極私的にはあの静けさがたまらなく好きだ。そこでまた雪の詩をひとつ:

ファイル 4128-1.jpg

 終南(しゅうなん)に余雪を望む
 終南 陰嶺(いんれい)秀いで
 積雪 雲端(うんたん)に浮ぶ
 林表(りんぴょう) 霽色(せいしょく)明らかに
 城中 暮寒(ぼかん)を増す

 注:陰嶺=北の峰;霽色=雨や雪のやんだ後の晴れた風景



終南は陝西省西安市の南にある山の名前。私は中国のこういった風景がかなり好きなのだ。六本木と中国奥地の風景と、どこに接点があるのだと言われる向きもあるようだが、理由などはない。ただどちらも好きなのだ

Access: /Yesterday: /Today: