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荒野に宴をもうけ

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ウォッチマン・ニーの黙想


 イエスが歩いて行かれるのを見て、「見よ、神の小羊。」と言った。-ヨハネ1:36

 ヨハネが最初にキリストを神の小羊として紹介したとき、「世の罪をとりのぞく」と宣言しました(29節)。すなわちキリストの贖いのみわざを強調したのです。しかしながら、二回目には、ヨハネは単純にこう言っただけでした、「見よ、神の小羊!」と。ここではキリストのみわざよりも、そのご人格に強調が置かれているのです。人々の価値を見出すのは彼らがどのような存在であるかにかかっているのです。私たちが人々を愛する際、彼らがいかなることを成し遂げたかによるのではなく、どのような存在であるかによるのです。私たちがキリストの価値を見出す場合も同じ理由です。私たちは主がくださった賜物のゆえに感謝しますが、キリストがいかなるお方であるかのゆえに、私たちはキリストを賛美します。十字架のキリストは私たちの驚くべき感謝の念を生み出しますが、御座のキリストは私たちの賛美を湧き上がらせます。私たちはキリストがなされたことを見て、そのゆえにまったき感謝を覚えますが、さらにはキリストがいかなるお方であるかを知り、そしてキリストを称えるのです。

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