Dr.LUKE'S iDLE UTTERANCE

　その門に座っていた足萎えの男に語ったペテロの言葉を想い巡らしてください、すなわち名によって。明らかに他の名前は、とりわけ彼自身の名は、これと同様の劇的な結果を生むことはなかったでしょう。簡単な喩えを話しましょう。少し前に、あるまとまったお金を要求するために兄弟が使わされてきました。私は彼の手紙を読み、彼が求めるものを用意し、その使者にまとまったお金を渡しました。これでよかったのでしょうか？もちろん、正しいです。その手紙には私の友人のサインがあり、私にとってはそれで十分だったのです。私はその使者の名前、年齢、職業、生誕地などを尋ね、それが受け入れ難かった時には、彼を空手で送り返すべきだったのでしょうか？もちろん、違います。彼は私の友人の名によって訪ねてきたのであり、私はその彼の名を貴んでいたからです。
　神はその栄光のうちにある御子をご覧になります。地上に置かれている私たち自身ではなく、神は御子の名前を高く掲げられるのです。かの日に起きた出来事は、その状況に対するイエスの御名の衝撃の結果であり、弟子たちが他の者たちと異なっていたのは、その御名を用いる権威を与えられていたことによるのです。