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神の国の顕れ

私は一応サイエンティストの端くれであり、病気に罹ったら祈る前にまず病院で検査してもらえとのスタンスの人間である。最近は鍼灸などのいわゆる代替医療の効果も認めてきているが、正直に告白すると、神癒なるものはかなりいかがわしいと考えてきたのだ。実際、信仰の友たちをガンで次々に失い、深い落胆と悲しみも経験し、ああ、自分には癒しの信仰はないなぁ、と思い続けてきた。

ところがある姉妹が昨年証してくださった。彼女はかなり以前より脊柱管狭窄症で足の神経が麻痺して歩行困難になっており、杖をついてセレブに参加していたようなのだ。主治医からは治癒不可能と宣告されていた。ちなみに彼女の状態については私はまったく知らなかった。ところが数年前のメッセージの最中に、足がビクンビクンと勝手に動き出し、骨がボキボキと鳴る音が聞こえたと言うのだ。そしてメッセージが終わってみると、なんと足が自由に動くようになっていたと!?彼女は癒しの信仰の欠如している私に気をつかって、何年間もこのことをオープンにしてこなかったようだ。実はこの話を聞いた時も、私はおそらく相当に怪訝そうな表情をしていたのであろう、彼女に「私の話、信じないんですか?」と怒られてしまったのだ

ウォッチマン・ニーも死を覚悟した末期の結核を癒されている。彼はレーマを聞いたのだ、「立って歩め」と*1英国のコリン・アーカートも10年前に胃がんを患った。一時はかなり衰弱した姿を見せていたが*2、現在は健康そのものである。すなわち神の直接的御わざは行われるのだ!この点、私はヨブのように私の不信仰を悔い改める、神の御旨を認めず、その御力を軽んじていた。

ヨブは主に答えて言った。
あなたには、すべてができること、あなたは、どんな計画も成し遂げられることを、私は知りました。
知識もなくて、摂理をおおい隠した者は、だれでしょう。まことに、私は、自分で悟りえないことを告げました。自分でも知りえない不思議を。
どうか聞いてください。私が申し上げます。私はあなたにお尋ねします。私にお示しください。
私はあなたのうわさを耳で聞いていました。しかし、今、この目であなたを見ました。
それで私は自分を退け、ちりと灰の中で悔い改めます。-Job 42:1-6

なぜならあのナザレ人イエスは、昨日も、今日も、永遠に変わることのないお方なのだ(Heb 13:8)。ニンゲンの仕業によるこの混乱したこの世とキリスト教界の現状の中で、今後、神はご自分の証をご自分で立てられる。私たちはそのためのイエスの証人なのだ(Act 13:31;Rev 17:6)。

神の国は、人が地に種を蒔くようなもので、夜は寝て、朝は起き、そうこうしているうちに、種は芽を出して育ちます。どのようにしてか、人は知りません
地は人手によらず実をならせるもので、初めに苗、次に穂、次に穂の中に実がはいります。実が熟すると、人はすぐにかまを入れます。収穫の時が来たからです。-Mark 4:26-29

*1:このいきさつは『ウォッチマン・ニーの証』に詳しい。
*2:正直、私ももうダメかなと思って覚悟していた。

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