Entry

トップ > 漢詩 > 秋怨-魚玄機

秋怨-魚玄機

ファイル 4476-1.jpg

自ら嘆ず多情は是れ愁い足しと
況や風月 庭に満る秋に當るをや
洞房 偏へに更聲と近し
夜夜 燈前に 白頭ならんと欲す

情の多いのは愁いも多いことを自分自身も嘆いている
まして、さわやかな風と月影が庭一面に満ちている秋にはなおさら
それにわたしの部屋は時を告げる鐘の音に近いから
毎晩灯火の前であの方を待つうちに白髪になってしまいそう
(NHKカルチャーラジオ・テキスト『漢詩をよむ(春~夏)』から改変)

Access: /Yesterday: /Today:
{literal} {/literal}