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内村鑑三の嘆き

ある方が次のようなメールを下さった。ありがとうございました。

私は今、内村鑑三の日記を読んでおりますが、彼の述懐が兄弟のブログと重なります。

●大正十四年五月七日
 今日の日本に精神病患者の多いのに驚く。男子は概ね偏事狂、女子はヒステリー患者と見て差し支えないと思う。彼等は自己の主義を押し通すより他に世に処するの道を知らない。
 彼等は自己の主張の他に重んぜられん事を欲するが如くに、他の主義を重んぜんとする紳士淑女の雅量を有たない。
 此は国民性であるよりも寧ろ教育制度の欠陥である。実に国家の興亡に関する大問題である。

主はいつの世にも、主の心と一つ心の者を置かれるのだ、と感謝しました。

まあ、専門的にはやや?な見解もありますが、なるほど、ニッポンキリスト教、当時からこうだったわけで、ゲシュタルト崩壊寸前のニッポンキリスト教の現状を見るに、彼の観察は予言的でしたね。

ただ、私は内村鑑三とは格違いでして、彼のような主に在る武骨漢でもない。どちらかと言えば、まあ、軟弱系かも^^でも内村鑑三とは、前にも書きましたが、間接的に縁があるわけ。ご子息の内村裕之氏は東大の精神医学教室教授。そのお弟子さんから薫陶を受け、また現在も内村鑑三の曾孫の方と年賀状を交換させて頂いている次第。

今は、内村鑑三みたいな人はいませんね。ぜひ軽井沢の内村鑑三記念館を訪ねてみてください。スゴイ物がありますよ。

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