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マインドセットのトランスフォーメーション

下のコメントでも書いたが、これ、2015年のメインテーマだ。聖書を解き明かすとか、霊的意味を読み取るとか、その深さに触れて納得する・・・と言った聖書に対する態度は今回根底から覆された*1。たとえそれらが正鵠を得ていたとしても、所詮魂の中の事象*2。前にも書いたが、イエスが唾で泥を作って盲人の目を開いた事件の本質は、その霊的意味や解き明かしなどではなく、彼の目が見えるようになった事実である。この一回性の神の国の証明こそが本質なのだ。すなわち「御心が天になるとおり、地にもなるように」の実体化、神の国の現出*3

神の国はその種がまず内に宿る。それは人手によらず成長する。これには時間がかかる*4。御言葉はその栄養素。が、目の前の問題や病気や欠乏に処することは成熟とは関係がない。弟子たちはみな霊的には幼かったが、イエスから付与された権威により、悪霊を追い出し、病を癒し、らい病を清め、死者をよみがえらせた。イエスはご自分の業を信じる者たちもできると言われた。それは彼らの資質に基づくのではない。根拠はイエスが御父の身元に行くからである。かくして「イエスの復活のいのちの成長」と「神の国の現出あるいは統治」の両輪が回る。

いずれの場合も、鍵はマインドセットのトランスフォーメーション。いわゆる世の常識やこれまでの経験により構成された自分の内的世界モデルあるいはパラダイムのチェンジだ。天の領域の目に見えない実体(真理)こそがリアリティ。それがフレーム化された事象が目の前の事実(Heb 11:3)。真理と事実が矛盾するとき、どちらがどちらに服するのか。そこに信仰が働くのだ(→「信仰と希望について」)。

そしてあなたがたは、この世と同じ姿かたちにさせられてはならない。むしろ〔自らの〕思いを刷新することによって形造りなおされ、〔その結果〕何が神の意思であり、善きことであり、そして〔神に〕喜ばれることであり、完全なことであるのかを、あなたがたは吟味するように〔しなさい〕。-Rom 12:2*5

SO BE IT!

■追記:誤解なききようにしてほしいが、みことばの学びを否定しているわけではない。ロゴスの理解はもちろん必要。ある時に御霊がレーマにしてくださるゆえに(2Peter 1:19)。

*1:それ自体を目的とするこのような姿勢は、ある意味自己満足のために御言葉をこねくり回して弄ぶこととも言えよう。御霊が即時的に語ってくださる分を受ければ良いのだ。
*2:魂の生まれながらの思いは認知の選択的透過性をよくするものだ(1Cor 2:14)。
*3:これは再建主義の言うモーセ律法による政治経済体制では決してない。イエスは決して革命を目指したのでもないし、パウロも奴隷は奴隷のまま、召された時のままであれとすら言っている。
*4:だから未成熟のまま病気に屈してこの肉体の死を許すべきではない。成熟するためにもこの肉体を健康に保つべきなのだ。ヨハネはそれを祈ってくれている(3John 1:2)。
*5:ここを宗教的あるいは道徳的あるいは倫理的にとらえてはならない。それはキリスト教を作るだけ。第一義的に神の国の現れとして理解すべきなのだ。

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  • 2015/01/17 12:50
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Luke

あ、Kさま、コメントをありがとうございます。前にスルーししてしまったとのこと、すみませんでした。この度はご案内をありがとうございます。デュナミスって今年のキーワードなんでしょうかね?

伊那とは諏訪で育った小生としては親近感を覚えます。オフでも一度ぜひよろしくお願いします。

  • 2015/01/17 15:43
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  • 2015/01/17 17:40
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