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日々キリストにありて

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ニール・アンダーソンによる黙想


 神に服しなさい、そして悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば彼は逃げ去ります(ヤコブ4:7)。

 デイジーは霊的葛藤と悪霊的影響で苦しんでいた人々のうち、私が初期に扱った人々の中のひとりです。彼女はクリスチャンで、大学を出ています。しかし彼女は、父親が母親を離別した後に生じた深刻な精神的また情緒的な問題で苦しんでいました。その後5年間の間に妄想型分裂病として3回も入院をさせられていました。ほぼ3週間のカウンセリングの後、デイジーはついに夜の間に蛇が訪れることを話してくれました。
 「その蛇って何だったの?」と私はたずねました。
 「彼らはわたしがベッドに寝ている間にわたしに巻きつくのです」と彼女は告白しました。
 「蛇が来るときあなたはどうしたの?」
 「わたし、ママの所に逃げました。でもわたしが一人になるといつも彼らは戻ってくるのです。」
 「どうして他の方法をとらないの?」そして私は続けました、「ベッドにいて蛇が来たら、大きな声で『イエスの名によって離れよ』と命じなさい」。
 「わたし、できません」デイジーは抵抗します。「わたし、そんなに成長していないから」と。
 「それって、成長の度合いの問題ではありませんよ。それはキリストにあるあなたの立場の問題です。あなたも私と同じようにサタンに立ち向かう権威があるのです。」
 デイジーはもがきつつ期待を得ました。「そうよ、わたしにもできたらいいのに」。デイジーはため息をついて、ようやく口火をつけることに同意したように話しました。
 次の週、デイジーが歩いてきて言いました、「蛇たちは去りました!」と。もし彼女の問題が単に神経病学的あるいは生理化学的不調であれば、イエスの名によって権威を行使することは有効ではありません。しかし、デイジーのケースは霊的問題だったのです。
 ヤコブは書いています、「悪魔に立ち向かいなさい。そうすれば彼は逃げ去ります」と(ヤコブ4:7)。しかしあなたが立ち向かわないのであれば、彼は去りません。あるいは恐れつつ頭を覆いながら、「ああ、神様、この悪霊たちをどうかしてください」と言っても、悪霊は離れません。悪魔に立ち向かうことがキリストにあってあなたが得ている権威に基づくあなたの責任なのです。

  親愛なる父よ、私にそのような偉大な力をくださったことを感謝します。私が恐れずにその力を自分ため、また人のために用いることができますように。

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