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Dr.Lukeの一言映画評

午前はプールとサウナ(通常モードに戻りつつあります)。午後はチネチッタのモーパラでしゃぶしゃぶを。とにかくトレーニングすると肉が食いたくなる。

ファイル 506-1.jpg映画は米人気TVシリーズの映画化作品"SEX AND THE CITY"。あまり期待していなかったが、一言、カナリ楽しめる。4人のアラフォー女性(要するに、おばちゃんたち)の華やかにして可笑しくもやや哀しい人生を、かなり露骨かつ過激に描くわけだ。笑いの場面も大声では笑えない(周囲も押し殺したクスクス・・・)。要するに身につまされる部分が多いわけ。が、このところ不作が続いた最近ではかなり満足できる作品(ここに紹介しないが最近の作品はほとんど観ている)。

この手の作品は各自観ることが肝心。一言で言えば「かなりトウが立ったおばちゃんたちの純愛物語」、ちょうどバブル期の『金曜日の妻たちへⅢ-恋におちて-』のハリウッド・ヴァージョン(私はこのパティオのシーンを観て、ルーフバルコニーのある今のマンションを買った)。人生、どこに真実があるのか、それなりのメッセージもある。男の弱さと哀しさもリアルに描いており、惨めにも"逃げた"経験のある私にとってもグサリとくる場面や台詞が・・・。(ただし、描写がPG-12ですから、ニッポンキリスト教徒にはお薦めできない。)

客層はほとんどが女性。だいたいアラサーか。人生の転機を迎えつつある年代。この映画のメッセージを頼りに決断をしようとするわけ?が、君たちぃ(ややおじさん口調で)、普通がイイんだよ、普通が。その昔、「クロワッサン症候群」と言われる女性がたちが大量に生まれた。恋愛はしても結婚はしないと言うファッション雑誌に煽られたものの、風が去るとはしごを外されて、時期を喪失して取り残された女たち。聖書でも「女は子供を生むことで救われる」と言っている(もちろん永遠の救いのことではないが・・・)。

ファイル 506-2.jpgで、本日の一枚もサウンドトラックのCD。ダイアナ・クラールのYouTubeで紹介した"A Look of Love"もアレンジが新鮮。その他のなじみの曲もセンスがイイ。前に紹介した『ドリーム・ガールズ』のジェニファー・ハドソンが味のある役をこなしていたが、彼女の歌声も再び聴ける。センチになりそうな夏の終わりにはフィットする。

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